HRD(人材の育成、教育研修)の現場から、気づいたこと、アイデアを発信します。初めて人材育成や教育担当になった方でも、わかりやすく、取り組みやすい情報提供を目指します。特に、20代~30代を元気にしたいご担当者様、是非このブログにご参加ください。

プレイング・マネジャーがラクになる「マネジメント」の根幹

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現代のマネジメント職のほとんどが、プレーヤーを兼ねる「プレイング・マネジャー」。自分で成果もあげながら、部下の成果に責任を持ち、必要であれば育成や支援をしなければならない。その上環境変化が大きく、プロジェクトの進行途中で見直しや変更が入るのは当たり前。そこに加えて人員や納期といった課題もある。さらに働き方改革まで求められる時代。「今の若手は、管理職をやりたくないって言ってるけど、自分だって、これほど負荷が集中するとは思ってみなかった。あ~降りられるものなら降りたい!」
というマネジャー職、リーダー職の方、意外と多いようです。

【人を通じて成果を上げるのがマネジメント】

ということは知っていても、まるで異次元の話のような気がする。
そう感じられている方も多いことでしょう。

実は同じことを私も感じていました。

●「マネジメントの根幹」をあらためて学ぶ
そう感じていた私は「改めて、マネジメントを学びなおしたい」...と、考えるように。

そんな折、「マネジメントに困っておいでの方のお役に立ちたいと考えています」と、声をかけてくださったのが、ドラッカー学会の設立に参画され、現在は同会の理事(事務局長)であり翻訳家としても活躍されている井坂康志さん

うう...これこそまさに、天啓!そこで恥を忍び・・・
「最初は、受講生が私一人になるかもしれないですが、横浜で、井坂さんを講師にドラッカーの「マネジメントを基礎から教えていただく勉強会」を開催したいのですが・・・」
とお願いしてみたところ・・・なんとありがたいことにお引き受けいただけることに。
そこでスタートしたのが「はまドラ」というマネジメントワークショップ。

その第1回は、昨年11月25日に開催。
テーマは【成果の最大化を図る「5つの質問」】

ドラッカーをご存知の方であれば「5つの質問」は非常に馴染み深いもの。
ドラッカーをご存知ない方でも、質問そのものは、シンプルでわかりやすいものです。
その「5つの質問」を、井坂さんは次の図を用いて紹介されました。

5つの質問の樹(井坂康志様).png

この図から、どのようなイメージがわくでしょうか?

井坂さんは次のように説明されました。
「私たちは日頃「成果(主に数量)」しか見ていないのですが、「成果」をあげるために様々なことが有機的に関連しています。そこはぜひ見ていただきたいところです」

この図を見て私がイメージしたのは、
通常、
①われわれのミッションは何か?
②われわれの顧客は誰か?
③顧客の価値は何か?
の部分は、マネジメント層以上で検討され、現場にはその情報のみ伝えられているなぁと。イメージとしては、上から↓下の情報の流れ。
しかしこの図を見ると、下から上↑。
①~③は、一人ひとりが考え、日々話し合いながら進めていくことが示唆されているのかもしれないなぁ・・・

ということは、①~③をそれぞれが考えること。話し合うこと。これが必要かも。
それってできているかなぁ・・・でした。

そして改めて、社員が生きがい働き甲斐をもって仕事をし、顧客のみならず、地域社会にも貢献している組織を思い浮かべてみると、図のような考え方をしている、と気づかされたのです。

さらに付け加えると、管理職がプレーヤーも兼ねなければならず、トップの意向や方針をタイムリーに伝えにくい時代だからこそ、①~③を一人ひとりが考えられるようにしていくことで、管理職自身の負荷も軽減できるのかもしれません。

●順番を意識する
このことから、マネジメント職にある我々が何よりも先にやらなければならないこと。
それは「われわれのミッションは何か?」ということを、マネジメントにあたる私たち一人ひとりが率先して、会社全体、部門全体、課や個人といったレベルで考えてみることではないでしょうか。

1つ付け加えると、ワークショップの準備でこの図に関するやり取りをする過程で、
井坂さんは「順番が大事なので」とおっしゃっていました。

その言葉を聞いたとき、心がズキっとしました。
ついつい、考えやすいところから考えがちな自分の姿があったからです。

こうして学びなおしてみると
「マネジメントの捉え方のズレがマネジメントを難しくしている要因かも」
と考えるようになってきています。

と、今回は、最近スタートしたマネジメントワークショップでの気づきをもとにご紹介しました。立ち止まってマネジメントをみてみることで、より良い方向に進むきっかけやヒントを得ることのお役に立てれば幸いです。

さらに!もう少し知りたい方は、井坂さんが運営されているサイト(無料でご覧いただけます)がお勧め。
Drucker Studies(ドラッカー研究)

資料の掲載を承諾くださった井坂さんに感謝をこめて。

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