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夢や希望をかなえる「思考の土台」のつくり方

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たくさんの知識や情報、様々なスキル(あるいは先端のテクノロジー)を駆使しても手応えが感じられない。。。という経験はないでしょうか。手応えがないために、夢や希望を持つことや目標を持つことをあきらめたり、負担に感じたりすることはないでしょうか。

私は仕事柄、業界の第一人者と呼ばれる人たちと接する機会が多く、役得と申しましょうか、先端の知識、情報、スキル(あるいは先端のテクノロジー)に早い段階で触れる環境にいます。そして、せっかくご一緒するからには、自分もそれを身につけ、できるだけ多くの方のお役に立とうと実践を積み重ねてきました。

●「取るに足りない自分・・・」「どうせ自分は・・・」という感情がもたたらしたもの
しかし、知識、情報、スキルを身につけても、自分が理想とする成果と実際の成果にギャップがあり、そのギャップに悩まされ続けてきました。特に、有能な人とご一緒すればするほど自分のできなささ加減があらわになり、落ち込むことしばしば。そして「自分なんて取るに足りない人間だ・・・」「どうせ自分は・・・」と思い込んでいきました。しかも知らず知らずのうちに。

その知らず知らずの思い込みがもたらしたもの。それは、体調不良や業績不振。業績については、努力で地味に回復はするものの、本来目標としているところからはほど遠い状態。そして、それをどうしたら回復できるのか全くわからず。不安やつらい気持ちを抱えて日々を送っていました。

●「フィードバック」との出会い
そんな悩みを抱えた状態の2016年5月。ある1冊の本が届きました。それは『自らをマネジメントするドラッカー流「フィードバック」手帳』。著者の井坂康志さんは最晩年のP・F・ドラッカー氏に会い、外国人編集者として最後となる単独インタビューを行い、現在はドラッカーの研究を深めながら、ドラッカー学会の理事として活躍されている方。

「なぜ、このタイミングにこの本を贈ってくださったのだろう・・・」

というのも、当時「日々の振り返り」を毎日行っていたものの、それが辛さに拍車をかけているような気がして止めていたからです。一方で日々の振り返り習慣の重要性は理解しています。「自分に合う方法はないだろうか・・・」そうも思っていた矢先だったのです。

そして、まずは書籍に書かれている3つのことを実践し始めました。
1)翌日の目標(期待する「成果」)を明らかにする
  ※「達成感を味わうこと」が大事なので、小さな目標もしっかり書き込みました
2)当日の夜、「できたこと」、「できなかったこと」を振り返る
  特に「できたこと」をしっかり確認する
3)「できた」という事実を元に「自分の強み」(どんなにささやかなことでも)を見つけ、書き留める
といったことを繰り返しました。

時間としては、大体10分~15分程度。書籍では、次のことがポイントと書かれています。

「フィードバック」は「手書き」で地道に行うことです。
手書きは、「時間をとって、しっかりと考え抜く」ことを促してくれるからです。
ゆっくり考えるために、ゆっくり書くのです。
書くことが目的ではなく、考えることが目的です。
「フィードバック」は、ていねいに繰り返すことが肝心です。
『自らをマネジメントするドラッカー流「フィードバック」手帳』かんき出版 P38~39より抜粋引用

●「フィードバック」がもたらしたささやかな変化
2016年5月からスタートし、大体3ヶ月程度経った頃でしょうか。自分の感覚に変化が起きていることに気づきました。それは、周りと自分を比較して「取るに足りない人間だ」と感じなくなっていたこと。「これが私だ」とフラットに思うようになっている、そんな感覚です。

このことを示す出来事として、当時の私はちょうど、キャリアコンサルタント資格取得のために通学教育を受講中でした。従来の私であれば、多少、関連業界に身をおいていることから、一緒に学ぶ人たちよりも「自分を上に見せよう」としたり、自分よりできる人を見て「負けまい」とする(今考えれば)意味のないところに意識を向けていたことでしょう。しかし、「フィードバック」をするようになってから「等身大の自分」「実力通りの自分」を受け入れられるようになり、そうした変な競争心や焦りはなくなっていました。むしろ「自分の実力」にフォーカスし、中高大で「一夜漬け」を繰り返してきたことが今に至るいい結果をもたらさないことがわかったので、毎日勉強時間をつくり、コツコツ取り組むことに重きを置くことができていたのです。

このことは、意図してやったのではなく、日々「フィードバック」を繰り返すことで、自然とそんな風になっていきました。

●「思考の土台」の重要性
そして「フィードバック」を繰り返すうちにわかってきたこと。それは、様々な知識、情報、スキルを生かすためには、まずは「等身大の自分」「実力通りの自分」「何ができて、何ができないのか」「何がやりたくて、何はやりたくないのか」これを自分自身が知ること。これが土台になることがわかりました。

この土台がないと、どんなに素晴らしい知識、情報、スキルを得ても、できている人と自分を比較して嫌になったり、「それが使えない」「自分に合わない」と感じてしまい、次から次へと新しい知識、情報、スキルを得ることを繰り返し時間を費やしてしまうからです。

このことは成功者の多くが語っていますが、地道に取り組んでいないと「知っている」「わかっている」と感じて、その重みに実感が伴いません。実感がないことを受け入れること、これが最初はとても辛いです。でも「等身大の自分を基点にしよう」と、いい意味であきらめるとそこからは「積み上げる」ことができます

そこをクリアすると、色んなことに落ち着いて取り組むことができ、落ち着くことができると、身の回りのささやかな出来事から自分にとって「チャンス!」とも言うべき事象の種のようなものが起こることに気づきます。

今の時代は、有益な知識、スキル、情報が身の周りに、しかも無料であふれ、本当に夢や希望を実現しやすい環境にあります。「時間をとって、しっかり考え抜く」ことができると、その夢や希望に近づくことができます。

2018年の年初に向けて、夢・希望・目標を持ち、それをかなえたい人のお役に立てば嬉しいです。

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