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書評:「ソーシャルアプリプラットフォーム構築技法」田中洋一郎

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「ソーシャルアプリプラットフォーム構築技法」の献本を田中洋一郎大先生からいただきました。すごい本です。わかりやすく言うと「胴元の教科書」です。「俺は日本のザッカーバーグになってfacebook級のサービスをつくるぜ!」とか言ってる人は2秒以内に買え。ソースコードも非常に少なく、非技術的な話もかなり多いので、エンジニアでなくてもザッカーバーグになりたい人は買え。なれないけど。

田中洋一郎大先生はmixiやLINEやDeNAの技術のえらい人なので非常に説得力がある本です。たぶん、プラットフォームの胴元の本が書ける人間が少ないですし、むしろ、この本に書かれている内容を仕事にできる人は幸せだと思う。田中洋一郎大先生が非常にご高名なエンジニアなので技術の本かと思えば、会社全体的な話もかなり多かったです。

非常に広い範囲でソーシャルプラットフォームの構築で行うべきことを書いています。

プラットフォーム構築にあたり、社内組織(開発、企画、営業、法務、QA)、エコシステム、ログインやOauthの実装や、トークンの生成、個人情報の引き渡しや、法務との調整、SDKの開発と、SDKドキュメントの作成、APIサーバーの構成、アプリの登録、アプリの審査、アプリの導線、さらにはプラットフォームの啓蒙活動や勉強会の開催、インシデント(アカウント乗っ取り、個人情報漏洩)が起こった時はどういう体制で行うべきかなどなど、多岐にわたりすぎてびっくりです。こんな本あんまりないです。

「プラットフォームの中の人の本」自体がそんなに無く、書くべきことも多すぎなので、章立てをまとめるだけでも苦労したと思います。一方で、書くべきことが多すぎて、記述が浅いところがあるのは仕方ないなぁ。全部書いていたらキリがないので仕方ないです。あと、もうちょっと事例紹介ほしかったかも。

しかし、この本、mixiやLINEやDeNAのプラットフォームSDKの中の人を歴任した田中洋一郎大先生しか書けないと思うのですが、出版社もこんな企画をよく通したなぁと感心します。技術評論社すごい。池本さんスゴイ。

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