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「URLを起動するだけのAndroidアプリを量産する無料Webサービス」を作りました。

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市場背景:
  • 小さいマイクロ案件でよくあるのが「指定したURLを起動するだけのAndroidアプリが欲しい」という話が異状に多いです。だいたいなんかのついでなんですけど。うちでは5万円~くらいで売ってます。分かりやすく言えばドコモマーケットのショートカットアイコンみたいなやつですね。
  • 用途はスマホサイトへの誘導です。EC、デジコン関係なく需要があるようです。現状、スマホサイトの集客方法が無いので。
  • また、Androidアプリ開発は予算が高いのでHTMLに逃げたい人に多いです。予算がだいぶ減るらしい。(某大手広告代理店談)
  • ツール化して、公開したらスキル無い人でもこれで商売できる気がしてきたので作りました。

←こんなのと同じやつ。

サービスの概要:
  • 「指定したURLを起動するだけのAndroidアプリを作成するWebサービス」を作りましたので、皆さんご自由に使ってください。
  • 当然ですが、作ったアプリはご自由に売るなり配布するなりしてください。
  • もちろん、作ったアプリはAndroidマーケットにアップロードできますので、世界中にばら撒けます。
  • 使い方:このサイトにGoogleのアカウントでログインして、テキストボックスにURL入れて、アイコンのPNG画像をアップロードするだけです。20秒くらいで完成します。あとはapkをDLしてください。
  • 配布用のQRコードもその場で作成します。
  • アイコン画像は無くてもいいです。アイコンが必要ならiconeとかで作ればいいと思う。

サンプル:
  • マーケットにサンプルをあげておきました。
  • fukuyukiのつぶやきを見るアプリ
  • インストールすると、僕のtwitterがいつでも見れます。どうでもいいですね。

何がいいの?
  • 結論から言うとスマホサイトの誘導ツールです。それ以上でもそれ以下でもないです。
  • お客様のスマホからワンタップで御社のサイトにアクセスできます。まちがって触ってしまっただけでもアクセスできます。
  • 雑誌やチラシにQRコードを掲載することでアプリを配布できます。
  • マーケットにアプリをアップロードすると世界中にリーチできます。
  • マーケットに掲載されると、android marketsサイトに御社のアプリが掲載され、露出が増えます。
販売の相場:
  • 相場はよくわからないです。ぼくの場合は、5万くらいです。ただし国内主要機種の動作確認とアイコンデザイン込みです。
  • もしも、皆さんが売るときは、好きな値段でかまいません。法人商売なので、値段は皆様の会社の規模と、クライアントのフトコロ具合としかいいようがないです。
  • アイコンのデザインをカッコイイデザイナーに頼むと、もうちょっとつんだりします。

チュートリアル
普通にネットしていて、Android触っている人なら、チュートリアルも何もいらないと思うのですが、書きます。

1:準備編
(1)Android端末を用意します。持ってない人は買ってください。事前にQRコードスキャナーをインストールしておいてください。

(2)テストの前に"設定"->"アプリケーション"->"提供元不明のアプリ"のチェックがオンになっていることを確認してください。この設定はテストの時だけ必要です。これは、Androidマーケット以外からダウンロードされたアプリのときに必要な設定です。本番はマーケットで配布するので、一般のユーザにこの設定はいりません。


2.作成
(2)http://url2apk.infoにアクセスします。


(3)お手持ちのGoogleアカウント(gmailのIDとパスワード)でログインします。


(4)こんな画面が出るので、アプリ名とURLを入れます。

(5)アイコンを設定するときは、72x72ピクセルのPNG画像を用意して、ここをクリック!

(6)最後に[URL起動アプリを新規作成]をクリック!


(7)完成!QRコードが表示されます!


3.実機でのテスト
(1)QRコードが表示されるので、お手持ちのAndroid端末からQRコードリーダーで読みとって、URLをタップしてください。ちなみにQRコードはテスト用であり、商用で使わないでください。商用で使うならAndroidマーケットにアップロードしてください。


(2)ホームに戻って、ステータスバーをフリックします。


(3)ulr2apk_ナントカカントカ.apkのような異様に長いファイル名を持つファイルがダウンロードされてるので、タップ。


(4)インストールをタップ


(5)開きます。


(6)実行すると、指定したサイトにジャンプすることがわかります。ただし、無料版の場合、サイトを開く前に数秒間url2apkのロゴが表示されます。


(7)アプリ一覧を見ると、インストールされていることが分かります。



4.料金の支払い
(1)起動にウエイトが入るのが嫌な人は、プレミアム購入ボタンを押します。


(2)以下のような画面が出るので、表示された値段のビットキャッシュをコンビニでお支払いください。クレカで買う人は右下のリンクをクリックしてオンラインでビットキャッシュを購入することも可能です。


BitCashは各種コンビニでご対応頂けます。


さらに大手コンビニではこういうマッシーンで購入できます。21世紀だ!



(3)あとは、購入した「ひらがなID」を入力するだけです。



(4)プレミアムになって、QRコードが変更されてます。



(4)前述した方法で再度、QRコードを読み取って、今度はすぐに起動することを確認してください。


なんでBitCashなの?というご質問をいただきました。


理由は日本の法人で使うことを考えたら、クレジットカードは難しいケースがあるからです。請求書払いに対応すると運用コストが高くなります。そこで、BitCashならコンビニ現金決済なので証書が取れるので、社内の会計処理ができるからという理由です。値段を見ていただければ分かるように、このサービスは個人が使うことはあまり想定してないです。

マーケットへのアップロード:

商用で使うときはマーケットにアップロードしてください。そうでないと、設定していない端末では動きません。(参考:準備編)

無料版とプレミアム版:
  • 無料版はURLを起動する前に数秒のウエイトが入ります。
  • プレミアム版はウエイトがありません。BitCash決済なのでお近くのコンビニでお支払いするか、ネットでクレカで決済してください。ニコニコ現金払いです。普通に営業していたら、元は取れるどころか、おつりがくるんじゃないかと思います。
特許とか:
  • 例によってビジネスモデル特許を申請しました。「WebフォームにURLを入力し、それを起動する携帯電話用アプリケーションの自動生成を行うこと」に特許を申請しました。
  • 「URLを起動することを目的とした携帯電話アプリケーションの販売」もビジネスモデル特許を申請しました。非常に強引な請求項を並べましたよ。はい。
儲かるの?:
  • スマホ用のアイコン生成ツールでアイコンつくって、URL入れて、Androidマーケットにアップロードするだけで数万もらえる商売なので、作業時間の時給換算では、ナンバーワンキャバ嬢よりはいい商売だと思ってます。
  • 人に会うのが苦で無い人で営業が面倒じゃなければ儲かると思う。
  • ソフトウェア開発会社からすると、メンドイだけの商売です。
iPhone版はないの?
  • iPhone版はないの?と言われそうですが、単純にURL飛ばすだけのアプリだとAppStoreの審査で落とされる可能性があります。
  • 要望が1000件以上きたら、考えます。こないだろうけど。
ブログに値段かいちゃっていいの?:
  • 普通の会社のクライアントはこんなブログなんか読まないです。ITmediaのオルタナブログ自体、業界の一部しか読まないのに、その中のさらにマイナーな僕のブログなんか、読んでいる人は少ないです。ほとんどのクライアントはレンタルサーバーの相場すら知らないのと同じです。
営業の仕方:
  • まずは、実際にurl2apkを使って、デモ用サンプルを作ってください。パワポだけでは、あまりインパクトがないです。もし余裕があれば、プレミアム版で作ったほうがいいと思います。自社で作成したサイトを使うと「自社で作ってる感」が出るので。
  • ダウンロードすると、ユーザーのスマホのホーム画面にクライアント様のサイトのアイコンが載るなどリーチがいいことを強調してください。
  • マーケット用QRコードを使うとチラシや紙媒体やPCサイトを使ってリーチできることを強調するような資料か何か書いてください。
  • Androidマーケットで検索してもクライアント様の名前がでるなど、露出が増えるみたいなこともパワポに書いてください。 マーケットのアップロード時、アプリの説明の中で、キーワードを入れてもヒットするなど、入り口を増やせることを強調してください。
  • EC、コミュニティサイトは、集客に困ってるっぽい。
  • 一部の携帯電話販売代理店は、なんかプレインストールとか、店員がインスコとかして、バーターで儲けるモデルとかあるところもあるらしいので、うわっ!なにを…!!
その他:
  • また、Androidマーケットの規約的に微妙なコンテンツも、こういった形だと現状はセーフっぽいです。アダルトコンテンツなどは、この方法を使うことが多いです。いまいち、レギュレーションは良く分からないので、生き残っている他社さんのコンテンツを見た上で、適当にご判断ください。
アルファブロガー・アワード2010受賞

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