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フリーターがフリーターの実態を赤裸々につづります。過去働いたことのある職場を非正規雇用の立場で、法に触れない程度で自由に暴露していきたいと思います。

貴重品の保管について

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こんにちは。某マンガ喫茶でアルバイトをしている葉月へちまです。

先日渋谷のとあるマンガ喫茶(アルバイト先とは違う系列です)を利用した際にUSBメモリーを席に忘れたまま退店しまいました。

家に帰ってから気がつきすぐそのお店へ連絡したのですが、私のUSBメモリーはすでにお店にはありませんでした。なんでもそこの店舗では

貴重品をその日のうちに交番に届ける

という決まりがあるそうです。

「貴重品を管理するという意識が高くて良いお店だな」と思いつつ、「一日ぐらい店舗で保管していてほしかった...」なんて思いながら私は翌日、お店から聞いた届けた先の交番を訪ねました。

しかし驚いたことに、私のUSBメモリーはその交番にもなかったのです。

聞くと、前の日はその交番に集まった預かり物をまとめて渋谷警察署に届ける日だったそうで、私のUSBメモリーを今保管しているのは渋谷警察署だという話でした。

たった一日でお店から交番、交番から警察署へと大冒険したUSBメモリーをどうにか無事に受け取ってから私が思ったことは、

貴重品だからといって大事に扱いすぎるのもいかがなものか

ということです。

ただ単に今回は私のタイミングが悪かったというだけなのですが。

ちなみに私のアルバイト先では、貴重品は金庫に入れてむこう一週間は店舗で保管します。

これはこれで考え物です。

たとえばお財布のお忘れ物を店舗でお引渡しする際に「忘れる前にあった一万円がない!」とお客様がおっしゃったら、対応に大変困ります。

忘れた方が悪いと言えたら良いのですが、そこは接客業。100%従業員がちょろまかしてないと証明できない以上、「申し訳ございません」と必死に謝罪するしかありません。

その日の内にさっさとお忘れ物を警察に渡してしまえば、こういったお客様とのトラブルは回避しやすいでしょう。

正直な話、ただのアルバイトの私としてはお客様とのトラブルなんてまずもって回避したいし、USBメモリー大冒険事件の前はうちの店舗も是非そうしてほしいと思っておりました。

しかし実際に自分で忘れ物をしてみると、断然忘れた店に取りに行く方が楽だし、貴重品なら忘れたと気づくのも早いのだから数日ぐらい店舗内で保管していてほしいものだと思い直しましたよ。

とはいえ、この国は本当に親切な人が多いから、忘れ物がそのままの状態で届けられるケースが多いけれども、それを当たり前と思ってはいけない。どのような状態で引き渡されたとしても届けてくれたり、保管してくれた人への感謝の気持ちを忘れないようにしよう。

そのような思いから、私は届けてくれたとあるマンガ喫茶と交番と預かってくれた警察署に深く感謝をしたのでした。

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