共創でマーケティングを変える!

Kaospilot クリエイティブ・リーダーシップ モジュール 2

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世界で最も刺激的なビジネス・デザイン・スクールと言われている「kaospilot(カオスパイロット)」はデンマーク第二の都市オーフスに1991年に開校された3年生のビジネス・スクールです。2007年にはBusiness Week誌で「ベスト・デザイン・スクール」に選出されています。開講のきっかけは「「未来に受動的に対応するのではなく、未来を能動的につくり出せる若い人材をどうすれば育成できるか?」との問いに対する答えだとプログラム講師のデイビッド氏が語っています。

他のビジネス・スクールとの違いは、Learning by Doing!で授業のほとんどをワークショップで「身体的に」にチームで共創していくやり方です。日本ではカオスパイロットの卒業生でもある大本氏が代表を務めるレア社が彼らを招いて日本でのワークショップを実施しています。私は2017年11月にモジュール1を、今回(4月)にモジュール2を受講しました。二日間に渡るプログラムのほとんどは身体的な動きを伴ったワークショップです。モジュール1では「自分をリード」することを学び、モジュール2では「チームをリード」することを学びました。

ワークショップはともかくユニークです。今回の最初のワークは、卵を3メートル上から落としても割れないようにすることです。割り箸、羽毛、箱、ガムテープ、風船などが用意され、各チームが共同作業で設計、実際に作り、実験をします。

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一見役に立たなそうな素材を、チームメンバーが共創することにより、自分一人では思いつかないアイデアが創発され、プロトタイプを作り実験してみる、すなわち共創の良さを体験することになります。そしてその様々な人のアイデアをリーダーがどう場をリードしていくかが問われるのです。

それ以外に恒例となったクリエイティブ合気道のエクササイズとしては、ペアを作り、最初は自分がリードし手足をゆっくりと動かし、パートナーがそれに合わせて行き、次は交代、そして最後はどちらもリードしないでお互いの動きを合わせていく術を体験していきます。(写真ないのでわかりにくいですね。)目や体でお互いが感じあうことでお互いの動きがシンクロしていいくという不思議な体験でしたが、初対面のメンバーとの共創体験を得ました。

Kaospilotではストーリー(ナラティブ)を大切にします。ストーリーは人との共感に欠かせないものです。特にあらゆるものがコモディティ化した時代においては商品機能への共感だけでは、長続きしないのが現状です。モジュール1ではクリエイティブ・リーダーシップを絵本にする!というワークでしたが、今回のワークの中でもユニークなエクササイズがありました。全員が和になり一人が真ん中に出て自分の好きなものになります。例えば木とか。そして次の人は手を上げてその木にストーリー付けをしていきます。例えば木に止まった蝉になります。次の人は蝉を取りに来た少年、その少年を呼ぶ母親、母親に寄り添う飼い犬のように次々と自分の考えをストーリーに付け足していくことにより、全く思いもしなかったストーリーに仕上がっていきます。共創の醍醐味を体験することになります。

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このプログラムには教材が一切ありません。体で覚えるということなのですが、確かに教材で教えてもらうより、自分がまず動き、気づきを得て、その後こういうことだったんだ、という学びのサイクルはとても効果的です。デザイン思考の肝は右脳の活用なのですが、まさに頭で考えるのではなく、体で考えることの意義を改めて学びました。

今回はどのように場をリードするかということがテーマでした。リードという言葉が「みんなを引っ張っていく」というイメージが強いのですが、実は相手に共感し、相手と共創することが重要なのだということを学んだ二日間でした。

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写真は講師の一人Paulと!

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