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Appleの本人確認用の質問とその答えは大丈夫?

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 こんなメールがAppleから届いた。もしや私のApple IDが狙われた?

Because too many invalid attempts have been made to answer your security questions, we were unable to reset the password for your Apple ID.  The ability to reset your password has been temporarily disabled to protect the security of your account.

 ざっくり訳すと「あなたの秘密の質問に対して多数の不正な試行があったため、あなたのApple IDのパスワードをリセットすることができませんでした。一時的にパスワードのリセットはできないようになっています」てな感じだ。

 ここの読者には説明するまでもないが、誰かが筆者のApple IDパスワードの変更を試みたのだろう。Appleのサイトではパスワードを忘れた人のために、本人しかわからない質問とその答えで本人確認をした上で、パスワードを再設定できるようになっている。誰かがこの質問に当てずっぽうで何度も回答してみたが当たらなかったようだ。それでAppleがあやしいと察知し、パスワードを再設定する機能を一時的に受け付けないようにしてくれている。

 実際、何回目の再試行で受け付けるのをやめたのか分からないが、正しい答えが出せなかったから不合格だったのだろう。

 不穏な内容だったので、ついこのメールそのものも正当なものかと疑ったが、メールにあるAppleアカウントへのページは不正なものではなく、不正なURLへ誘導するものではなかった。また普段のパスワードでAppleアカウントに通常通りアクセスできるのを確認した。

 ありがとう、Apple。と、オルタナブログの端っこから感謝。

 それにしても、いやあね。誰なの、私のApple IDを乗っ取ろうとしたのは。物騒だわ。気持ちが悪いので、この質問とその答えを違うものに変えておいた。一般的には母親の旧姓やペットの名前などがこの手の質問に使われるが、ありふれた名前なら何度かの試行で当たってしまう可能性がある。とりあえず、当たらなくてよかったと胸をなで下ろしている。

 それでふと思ったのだが、最近iTunes Storeで不正請求があると聞く。もし当てずっぽうが成功しアカウントが乗っ取られていたら筆者も被害に遭っていたかもしれない。

 関連性は断言できないが、念のためApple IDに設定してあるこの質問とその答えのガードが緩くないか確認しておくといいかも。簡単に当てられるようなものになっていないだろうか。

 #余計なお節介だが、メールは日本語でも送信するようにしたほうがいいと思う。

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