オルタナティブ・ブログ > C'est la vie >

デジタルとアナログの間を行ったり来たり

4人の不思議な歩行者

»

 幼なじみが月例でダンスパフォーマンスをしているので、昨日も観に行ったところ。今月の「東京ダンスタワー」のテーマは「お月見」だそうで、初めて野外に出るという企画だった。みんなで会場の近所をぶらつきながら秋の月を見て、もんじゃ焼きを食べようと。パフォーマンスを観に行くというよりは、懇親会的な雰囲気に近かったかもしれない。

 天気は曇り。月は残念ながらはっきり見られなかったが、月見を兼ねた散歩の会は面白いものとなった。4人のパフォーマーたちが、ちょっとユニークに歩いたり、公園で瞬間的に不思議なポーズを取ったり。横断歩道でビートルズのジャケット写真を思い起こさせる場面を作り出したり。時には鑑賞者、いや一緒に散歩する人たちに道を指し示したり。そんな中、私はケータイからtsudaってみたり。

 散歩ですからね!

 たまに4人の異彩を放った雰囲気を感じ取った通りすがりの人がいたけど、すぐに「なんかパフォーマンスみたいだ」とつぶやいて立ち去った。自転車で通り過ぎた女子高生たちは「えーっ、ナニ?!ナニ?!」と歓喜のような声を上げて通り過ぎて行った。ゴールとなる公園では、若いカップルが二人きりの時間を過ごしていたのだが、デートは続行されたらしい。4人がすべり台周辺でマイケル・ジャクソンのマネをし始めたら笑いながら見ていた。特に彼女がケラケラと笑っていた。ハプニングの連続だった。

 とはいえ、全員で十数人という少人数だからできた企画かもしれない。あまりに人数が多いと、それだけで不審がられてしまうかも。メンバーも不審者として通報されないかとっても心配していたらしく、会場を出てすぐの所にパトカーが止まっていて、それを見た時は激しく動揺したそうだ。だがパトカーは橋の下で脱出できなくなった猫を救出するために呼ばれていたのだとか。これもハプニングだったかも。

 そんなこんなで楽しい散歩とおいしいもんじゃ焼きを味わったのだった。

Comment(0)