アン！

　今日届いた封書には往年のアニメ「赤毛のアン」の切手が貼ってあった。おお懐かしい。

　そういえば。つい最近、カエデの形をしたバッジをしている外国人を見かけて、「もしかしてカナダの方ですか？」と聞いてみたら「いいえ。でも僕の妻がカナダ人なんですよ」とのことだった。

　カナダ。うーん。カナダ。まだ一度もその地を踏んだことはないのだが、今一番行ってみたい国である。日本のカナダ大使館は無料で図書館を開放していたりするので、ちろっと入ってみたことはあるのだが。

　「いつか行ってみたい国です」と言うと、その人は「おお！きっと気に入ると思うよ」と言ってくれた。そして「Anne of Green Gablesは知っている？」と聞かれ、一瞬戸惑ったが、「赤毛のアン」と気付いて「知ってる！知ってる！」と盛り上がった。

　そういえば、筆者は名前をローマ字つづりにするときには「Emi」ではなく「Emie」としており、新入社員の時に会社のID登録で「Emie」としたら上司に「赤毛のアンみたいだね」と言われた。赤毛のアンも自分の名前のスペルにこだわったからだそうだ。

　それほどアンにはこだわりがないのだが、アンとは何か近いものがあるのかもしれない。なんて感じている。「今度、赤毛のアンを小説で読破してみるかな」なんて思ってみた。アンのシリーズは続編がけっこうあって長かったりするのだ。カナダを感じるためにもいいかもしれない。

　そんなことを思っていたこのごろ、届いた封書にアンの顔があって驚いた。なんたる偶然。そういえば、送り主の会社はアンのいるカナダ大使館に近い。だからかな。