農水省の朝ごはんキャンペーン

　しばらく前からスーパーで見かけるようになったこのマーク。スーパーのキャンペーンかと思いきや、実は違っていた。

　ちゃんと朝ごはんを食べようということで、納豆や魚など朝ごはんのおかずになりそうなものあたりでよく見かける。

　つい先日電車の中吊りを見て気がついたが、実は主体は農水省らしい。正しい食生活を啓発するというのであれば、厚生労働省とか、内閣府（国民生活政策）あたりを想像するが、農水省とはちょっと意外という気がした。ただめざましごはんのWebサイトをよく見ると、朝ごはんは外食やコンビニも提案しているのだが、主食はあくまでもお米が中心となっている。いやむしろ、お米しかない、というくらい。ということは、前向きには「朝ごはんを食べて健康になりましょうね」ということをうたいつつも、暗に「もっとお米を消費してね」という期待もこめられているように思う。それで農水省か、と思うとなんとなく合点がいくような。

　「朝ごはんを食べましょう」という食生活についての提案は重要だしもっともであるが、このキャンペーンを見ていると小麦の高騰や米の生産調整といった背景が頭をよぎる。あと最近話題になっている消費者庁ができると、こういう話題を扱うのだろうかという素朴な疑問も。一方、筆者は朝ごパン派ではあるが、パンは値上がりしているからお米というのも検討に値するのかなあと思ったりする。

　おまけ。昨年購入したエビの現在の姿。徐々に数が減り、年が変わるころには1匹になっていたが、最後の1匹はなぜか強い。お店の人によると「最後の1匹は長生きするってよく聞きます」とのこと。最後の1匹が強いのか、共同生活が難しいということなのか。エビは「アイ アム レジェンド」と言っていたりして。うーむ。