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日本を環境立国にするために、ITベンチャーを飛び出して起業しました。

サイボウズLiveの『本気度』

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サイボウズLiveのスペシャルイベント2010に招待されたので、秋葉原に行ってまいりました。サイボウズ青野社長をはじめ、関係者が勢ぞろいしての一般公開(自由登録制)への移行と、Twitter連携やグループ最大登録人数の拡充(20名⇒100名)など、ビジネスSNSとしての立ち位置を確保するために本格展開するようです。



サイボウズLiveは「チームコラボレーションツール」をコンセプトに、スケジューラーやカレンダー、ToDoリスト、共有フォルダなどを複数人で利用できるグループウェア。PC、携帯電話、iPhone、Android搭載端末などマルチデバイスで使えるのが特徴で、現在のユーザー数は4万1044人、情報共有するメンバーごとに作成する「グループ」は1万2191に上っている。「サイボウズLiveシンク」を使うと「サイボウズOffice/ガルーン」、Googleカレンダーともデータを同期できる。

 ここにビジネスSNSとしての機能を新たに追加した。サイボウズが定義するビジネスSNSの要件は、(1)ビジネスパーソンが使い続ける理由があること、(2)実名登録の必然性があること、(3)上司、取引先ともつながりが持てること――である。


私も様々なプロジェクトを横断的に進めるために、このサイボウズLiveを活用してきましたが、さすが日本製らしいきめ細かい配慮が結構気に入っています。プロジェクト毎に参加する人を区別することができるので、メーリングリストのように自分に関係ない情報がどんどん飛んでくることもないですし、時系列で追っていけるので新しく加入した場合でもスムーズにプロジェクトの仲間に入っていけるところもポイントです。


実際、従業員3,000名以上の大企業では9割のシェアを誇るグループウェアとして有名なサイボウズですが、一方で日本社会においては中小企業がほとんどであり、またクラウド化・ノマド化の流れによってワークスタイルは小規模分散化する傾向となっています。そのような潮流に対応するために、今回いち早く<無料頒布によるユーザ獲得>⇒<コアユーザに対して課金サービスを提供>という展開を見据えたサービスを整えたのはさすがですね。


実際、今回から「ビジネスSNS」という言葉を使って、多くの林立するソーシャルメディアとの差別化を図りつつあります。たしかにエンタメ寄りのSNSはいくつもありますが、ビジネスに特化したSNSという存在は面白いかもしれませんね。サイボウズLiveとしては、Eメール、名刺、挨拶状といった旧来型のメディアを代替するような機能を目指していくということです。


個人的な機能要望としては、挨拶状を代替するのであれば、グリーティングカード機能を実装してもらいたいところです。時節の挨拶などを有料でも気の利いた形(あくまでビジネスのフォーマット)で送れるような仕組みがあると、PUSH型での会員獲得などにも繋がっていくのではないでしょうか。


いくつものプロジェクトに顔を突っ込んでいる私としても、これからもこのサイボウズLiveを活用させていただきながら、今後も様々なビジネスを仕掛けていきたいと思います!サイボウズLiveに興味がある方、新規登録などはコチラへ。


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