IoT時代に必要とされる技術領域と人材について
経済産業省は2015年4月15日、産業構造審議会 商務流通情報分科会 情報経済小委員会を開催し、IT人材ワーキンググループにおいての今後の論点について整理をしています。
今後のIT人材の検討の類型については、
例えば、コーディング等を行う技術者からITが分かる経営人材まで、人によって思い浮かべる人材がバラバラであることから、今後必要とされるIT人材ををIOT人材(仮称)と呼ぶとしています。これらを検討する上で、その類型を明確にし、その類型ごとに議論していくことが必要としています。
出所:産業構造審議会 商務流通情報分科会 情報経済小委員会 2015.4.15
IoT時代に必要とされる技術領域・人材(たたき台)では、
従来のウォーターフォール型開発等の 従来型技術領域から、インタネットの普及・拡大、クラウドサービスの普及、さらには、OSSの進化によるオープンイノベーション拡大などにより、クラウド・アジャイル型開発などの新たな技術領域へとシフトし、クラウドインフラ系技術者や、アプリケション系技術者などの人材の重要性を時代の変遷をもとに示しています。
出所:産業構造審議会 商務流通情報分科会 情報経済小委員会 2015.4.15
ユーザー産業におけるIT人材教育・確保については、
経営者層においては、ビジネスのデザインや、プロデュースを行う人材として、攻めのIT経営銘柄を通じた経営層への意識啓発およびベストプラクティスの提示
事業部門のITを新事業などに活用する人材においては、IoTに係るオープンイノベーションの基盤整などをあげています。
出所:産業構造審議会 商務流通情報分科会 情報経済小委員会 2015.4.15
次代を担うIoT人材育成のアイデアでは、
産業界におけるIoT人材に対するニーズ提示やIoT人材活用のための環境を整備し、これまでの一律な報酬体系の柔軟化による特定人材への高額報酬化、働き方改革、転職しやすいキャリアパスの導入などについて、検討を行っていくとしています。
出所:産業構造審議会 商務流通情報分科会 情報経済小委員会 2015.4.15