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ブログ再考(3)読者に価値を与える情報

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オルタナブログを書き始めていた頃は、より多くの人に読んで貰いたいと思い、PV数をかなり気にし、PV数をあげることを目的に、テーマを選定して書いていたこともありました。

PV数をあげることだけで書いたブログは結果的に得られる効果が少なく、むしろ、ブログを通じて、自分自身が得意とする領域で、読者にとって価値のある情報を発信していくことに優先度(プライオリティ)を置くようにしています。

たとえば、「クラウド」や「情報通信政策」でやや踏み込んだ内容の記事は、ある特定の人が読む内容であり、たとえば、iPhoneなどの内容と比べると、PV数は必ずしも多くはありません。

こういったテーマを絞り、ある一定の品質を保ちながら書き続けることで、自分自身の専門性を高めるとともに、特定の読者の方にとって価値ある情報となって評価されるようになり、自分自身がターゲットとしていた読者との接点を生み出す契機となっていきます。

Googleの立場でSEOを考える」の記事の中では、

グーグルは、コンテンツが最も重要だと考えていたが、ここ数年の間に、二流のコンテンツを量産することで、システムを操作しようとする人達が激増した。そこで、重複するコンテンツや役に立たないコンテンツに対抗するため、グーグルは、読者に価値を与える豊かなコンテンツを抱えるサイトを推奨し、最終的に優れたコンテンツを用意していないサイトのランキングを下げる取り組みを継続している。大量のコンテンツを作成するのではなく、質の高いコンテンツの作成に焦点を絞るべきである。なぜなら、後者は、より多くの被リンクを集め、様々なアルゴリズムのアップデートを通じて、上位にランク付けされる傾向が見られるためだ。

と書かれているように、Googleの検索のアルゴリズムも読者にとって価値のある情報を提供するコンテンツを評価するようになっています。

読者に価値を与える情報を書きづづけるということは、非常に難しいテーマではありますが、努力を惜しまず価値ある情報を提供し、様々なきっかけをつくっていくための契機としていければと考えています。

 

 

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