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「クラウド・ビジネス入門」を上梓してから3年

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クラウド・ビジネス入門」を2009年2月21日に上梓してから、ちょうど3年が経ちました。

2008年8月に出版社(創元社様)から、幸運にも出版のお話をいただきました。本を書くことは自分自身にとっての大きな夢でしたので、本当にお話をいただいたときは、夢を見ているようでした。

お話をいただいた創元社は、歴史や哲学や心理などを専門としており、IT分野は始めての取り組みで、しかも書店に一冊も並んでいない「クラウド」に対して、了承をいただけたのは、当時の状況を考えると、奇跡的だったのかもしれません。

当時、クラウドの潮流はこれから本格的に進んでいくという確信は持っていましたが、「クラウド」に対して、ネガティブな意見を述べられる方も少なからずいらっしゃいました。また、仮に出版できたとしても、購入される方は、限定的でほとんどいないのではないかという不安もよぎりました。出版社の方は、なおさらそう感じたことでしょう。

そして、大きなハードルは、仕事が終わってからの執筆時間の確保と、めまぐるしく変化(進化)するクラウドの潮流への対応でした。その流れに追いつき、執筆時間を確保することが自分にとっては、非常に困難を極めました。クラウドを執筆するにあたって参考となる資料も少ない中、クラウドのそのものをを理解しながら、本を書くという繰り返しでした。

時間の合間を縫って、年休を取得し、多くの企業を訪問し、クラウドへの考え方や事例について、お話をお伺いすることができました。幸いにもブロガー仲間を通じて、クラウド利用ユーザを開拓することができました。

執筆を始めてから、半年間、試行錯誤を繰り返し、2009年2月になんとか出版にこぎつけることができました。創元社の社長をはじめ、関係者の方々は本当に親身になってご支援いただきました。

幸いにも、想像以上に売れ、品切れとなりました。その後、紙の本の増刷ではなく、電子書籍で対応することで出版社とお話を進めました。電子書籍出版もいくつかのハードルがありましたが、出版社の皆さんのご尽力により、2011年12月には、iTuneStoreで電子書籍の出版まで実現することができました。

「本は名刺代わり」という言葉をよく聞きますが、まさに「クラウド・ビジネス入門」は自分自身の名刺代わりになりました。

クラウド・ビジネス入門」を上梓してから3年、改めて創元社の皆様、そして関係者の皆様には、感謝とお礼の言葉を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。

 

image 「クラウド・ビジネス」入門 電子書籍版刊行

※担当キュレーター「わんとぴ

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