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HT-03Aへの評価とAndroidへの期待

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GoogleのAndroid OSを搭載したHTC社の「HT-03A」がついに発売されました。日経新聞の1面カラーで広告が掲載され、新聞や雑誌等でも「iPhone VS HT-03A」といった特集が組まれる等、非常に注目度の高いスマートフォンの発売です。

前日の7月9日(木)には"ケータイするGoogle"docomo PROシリーズ HT-03ATouch&Tryブロガーイベントが開催されており、各々のブログを読むと、比較的好印象なブログが目につきます。AndroidのOSへの注目度はやはり高いと思います。以下ブロガーイベントのブログパーツを貼り付けてみました。

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一方、気になるのは、価格.comのユーザレビューです。7月11日の21:00現在では、ユーザレビューの評価が「1.85」とその他平均の4点台前半を大きく下回っているのが気にかかるところです。※その後確認すると、極端に高い評価と極端に低い評価のギャップが目についています。

大々的にプロモーションをしていることもあり、ユーザの期待度が高かっため、実際に触ってみてのギャップを感じる人も多いようです。特にバッテリーの寿命なソフトキーボードのタッチ等に納得がいかない人も多いようです。また、機械に詳しくない人にとっても厳しいかもしれません。このレビューを読んでしまうと正直買おうという意欲はなくなってしまいます。吉川さんが「オルタナティブ・ブロガーって実はGoogle嫌いなんだという話」というブログを書かれているように私自身の回りでは、「HT-03A」を購入している人を聞くことがありません。

私自身はGoogleサービスのヘビーユーザのため、「HT-03A」を買うことをほぼ決めていたのですが、東芝の「T-01A」の存在を知り、検討に検討を重ねた結果、「T-01A」を買いました。(「T-01A」でもそれなりにGoogleのサービスは利用することができます。)「T-01A」の場合、価格.comでは、人気ランキングで1位、そしてユーザレビューもiPhoneの「4.70」よりも高い数値となっています。

T-01AのWindows MobileのOS自体は必ずしも満足はしていませんが、端末自体のスペックが非常に高く、ネットサーフォンもかなり快適で大画面で見れるということが大きな満足感につながっているといえるでしょう。「端末サポート」の制度があり、2年縛りがあるのであれば、やはり同等程度の金額であれば、高いスペックの端末を選ぶというケースも多いのではないかと思います。しかしながら、AndroidのOSのインターフェイスには非常に魅力を感じており、T-01AにAndroidが搭載されていれば、おそらくAndroidのほうを選択していたでしょう。

Androidを搭載した端末が日本メーカーからの登場も予定していることをドコモの山田社長が明らかにしており、KDDI等の携帯キャリアからの登場も予定されています。また、edyの機能等、日本独特の機能が装備され、iモードのメールもAndroidのOS上で利用できるようにすることも検討されています。

Android Marketのアプリケーションが日本語対応のもの等充実することも期待されます。正直HT-03Aではまだまだ十分とはいえませんが、Androidの将来の展開や拡張を考えると、日本市場に浸透していく可能性は高いといえるのではないでしょうか。

2年後の買い替え時に、Android搭載の端末を安心して選ぶことができる環境であればと期待しているところです。

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