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ネットブックを学校のICT教育に活用する

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Eee PCの販売が低価格ノートPCの市場に大きなインパクトを与えたのは記憶に新しいところです。DellやHP、そしてLenovo等からも低価格PCが発売(一部予定)されるなど、セカンドパソコンの市場をめぐり、今後大きな競争が予想されます。

アイシェアが8月6日に発表した「パソコンに関する意識調査 」によると、ネット以上の半数以上がセカンドパソコンを所有しており、低価格PCの普及により今後さらに所有率が拡大していくでしょう。

大きな市場として注目されるのが学校分野のICT教育市場です。8月4日の日経新聞の記事によると、内田洋行とインテルが共同で、ネットブックを2010年春をめどに教育機関向けに販売することが明らかになっています。ネットブックとは、インテルが世界の教育現場で普及を目指す製品と位置づけています。また、8月5日、Lenovoが399ドルからの小型ノートPCを10月に発売することを発表し、教育市場へのモデルも計画しているようです(関連記事 )。

今年の1月に「Eee PCを学校のICT教育に活用する」という記事を書かせていただきました。低価格が進めば、世界的に比べても遅れている学校分野におけるパソコン普及率ですが、ネットブックが市場に出るようになれば、教師そして児童・生徒に一人1台ということも現実になってくるかもしれません。

児童・生徒が携帯電話を持つことに対して、学校裏サイトやネットいじめなど、様々な議論があります。おそらく、携帯電話よりも、パソコンが生徒・児童に浸透をするほうが、ICT教育という視点で考えると良いのではないでしょうか。

パソコンが5万円前後で購入できるようになり、携帯電話の購入価格と遜色なくなりました。パソコンに教育ソフトをあらかじめインストールし、また、ネットに安全にアクセスする仕組みをつくるなど、学校教育にも一人一台パソコンが配備されると、学校におけるICT教育のあり方も進化していくことが期待されるところです。


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