人脈の作り方と温め方
ITmediaオルタナティブ・ブログを書き始めてから、3月で1年になります。まだまだ短いかもしれませんが、6月途中から毎日書き続けていることは自分自身も驚きを感じています。
ブログを書き続けることはいくつか理由がありますが、大きな理由の一つに人との“つながり”があります。様々なビジネスの機会で知り合った方から、「ITmediaのオルタナティブ・ブログ読んでいますよ!」と声をかけてくれたり、コメントやトラックバックそしてソーシャルブックマーク等の履歴を残してくれる人が除々に増えてきました。
私のブログをよく読んでくれる方は、私の考え方を理解されている方が多く、久しぶりに会った人とも、そして新しく出会った人とも比較的満足度の高いコミュニケーションが成立します。
この満足度の高いコミュニケーションは、社内よりもむしろ社外の人と間の話が多く、会社が異なっていても、“つながり”をつくり、そして“保温関係”を維持していくことができます。
“保温関係”とは、仕事でいつも密接に絡んでいるというよりも、むしろ何かあったときにお互いが頼りになる関係やビジネスを構築できる関係、つまり“保温関係”から“高温関係”そして“沸騰関係”にすぐにシフトできる関係を意味します。
企業の中にいると、与えられている仕事の範囲(ミッション)は限られているケースも多く、自分自身も含めて社員の視野が除々に狭くなっていく傾向を良く目にすることがあります。
この“視野の狭さ”に歯止めをかけて、“つながり”の拡がりを創るためのツールの一つとして、ブログやSNSが有効であると考えています。また、特にITmediaのようなIT専門サイトでブログを発信し続ければ、IT専門分野の視野の広さと深さが期待され、それに応えていくことで、自分の大きな力となっていきます。
社内SNSやイントラブログ等、社内の柔らかなコミュニケーションをつくりためのツールとして重要性が高まってきています。そして、これからは、社外との人脈づくり、つまり、ビジネスにおける“つながり”を大切にすること、そしていつでも“高温関係”や“沸騰関係”にシフトできる“保温関係”を築く営みが、今のビジネス社会において重要な営みかもしれないと感じています。