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転職するならNO.2企業という選択

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先日、あるWeb2.0サービスを提供する企業に勤めている方と飲む機会がありました。その方は以前、ある業界のシェアNO.1の企業に勤めていました。給料も待遇も良く恵まれた職場環境だったようです。しかし、彼はその会社を退職し、業界NO.2の企業に転職しました。給料もやや下がったようですが、今はその企業を選んだことに満足をしているようです。

 
話を聞くと、勤めていた業界シェアNO.1の企業はシェアをこれ以上伸ばしていくことはあまり重視せず、ユーザの満足度向上に重点をシフトしているようでした。新サービスを開発し、提供するという発想は少なくなり、守りに入っているようでした。

 
一方、転職されたNO.2の企業では、NO.1の企業がたとえ巨大であろうとも、先頭に追いつくために、自分たちが何をしていけばいいのか考え、そして挑戦する気持ちが職場の雰囲気にあるということでした。

 
転職の際にキャリアアップを目指していくには、より社会的に影響力の高い企業に就職するというのも大きな選択理由のひとつになるでしょう。一方、追われる立場から追いかける立場に職場環境を変えて、挑戦者として仕事をしていくことも選択肢のひとつになるはずです。

 
以前、「大手企業からベンチャー企業、ベンチャー企業から大手企業という選択」という記事を書きました。人は働くことに対してそれぞれの価値観をもち、行動しています。NO.2の企業を選択した方は、挑戦するという気持ちを大切にし、追いかける立場(職場)を選びました。30代半ばの自分にとって、仕事の価値観や自分の将来について少し考えさせられる1日でした。


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