6月6日、明治学院大学は、「YouTube
を利用してWeb サイトを“Web 2.0”仕様に」(PDF)というプレスリリースを発表しました。大学の公式サイト内にYouTube を利用した動画コーナー「MG Video」を開設し、大学紹介、講義、サークル活動など、大学で行われている情報を随時動画配信しています。
動画コンテンツは、大学側だけでなく学生側も動画コンテンツを広報室の審査を受けた後に掲載することができるようになっています。
現在のコンテンツ(6/20日現在)の内容を見てみると、キャンパス案内、トークセッション、講演会、シンポジウム、まつり、大学間提携、等の情報がアップされています。また、「教育・研究」、「地域連携」等タグもつけられ分類できるようになっています。一番アクセス数が多いのが3月31日に掲載されたキャンパス案内(6/17日時点で2,376回)となっています。普通に公式サイトに動画コンテンツを掲載するよりもYouTube経由で掲載するほうが、アクセス数も多くなるでしょう。
大学でのSNSやブログの活用はかなり浸透してきているようですが、大学公式サイトとしてYouTubeを利用するというのは、驚くことに大学では初のようです。
自治体でも会津若松市が今年の2月に「いにし映像博物館」の中で記録映像の動画コンテンツの配信をはじめたように、公共分野でのYouTubeの活用もはじまってきています。
少子化時代、大学全入時代がはじまります。「ユーザー(学生)参加型の“Web2.0”を実現する大学Web サイト」を運営していくことは、差別化のための一つのツールになる可能性はあるでしょう。受験生はYouTubeを見て大学の雰囲気を知り、現役生は大学生活の模様をYouTubeにアップし、卒業生は母校の様子をYouTubeでなつかしく見るということもあたりまえのような時代になっていくのかもしれません。
林 雅之
2007/06/20 17:01:00