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新ブラウザ「Brave」(β)を使ってみた Chromeより速くてウザい広告は少ない

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JavaScriptの父、ブレンダン・アイクさんの新ブラウザ「Brave」の記事を書いたときに、β参加申し込みしておいたら、Mac版とWindows版のテスターに招待されました。

さっそくWindows版をインストール。このブログもBraveで書いてます。 brave1.jpg 見た目はまだ、骨組みだけ、というような印象です。お気に入りを保存するところもないみたいで。開発者向けβですから。

このブラウザの大きな特徴は、トラッキングとウザい広告をブロックすることで読み込みを高速化すること。さっそくアイティメディアのページを読み込み。

すべての広告が表示されないわけではなく、出自が安全そうな画像だけの広告などは表示されるようです。でも、URLの左端をクリックすると、ブロックしたトラッキングと広告の数が表示されます。 brave3.jpg
将来的には、ウザい広告の代わりにBraveがいいと思った広告(しかもユーザーに関連性の高いもの)が表示されるようになる予定。今はダミーボックスが表示されます。 brave2.jpg さらに将来的には、広告表示しない代わりにパブリッシャーにビットコインで投げ銭できるようにする計画。

幾つかのWebページをChromeとBraveで(ほぼ)同時表示させてみたところ、Braveの方がかなり速かった。特に、重くてキライなApple Musicのページは差が顕著でした。Braveは読み込みにかかった時間が表示されます。アイティメディアは11秒672、Apple Musicは12秒445でした。

また、Windowsタスクマネージャーで見たところでは、Brave.exeの方がChrome.exeよりメモリ消費が少なくて済んでいるようです。

あと、これは仕様なのかどうかよくわからんのですが、Google検索結果に表示される広告をクリックしてもリンク先に飛ばない。これは誰得なんでしょうね。 brave5.jpgまだこれからどんどん育っていきそうなBrave。Chromeのメモリ食いに泣かされているので、結構期待しちゃいます。

なお、Windows版とOS X版はすでに招待制じゃなくなっているみたいで、こちらからダウンロードできます。iOSとAndroidもそのうち出ます。

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