Twitterにのっかる日常実況アプリ「Meerkat」にのっかるサービスたち(今のニューヨークの裏通りを見せる「Wunwun」とか)
2月末にApp Storeで公開されてから人気急上昇中のライブストリーミングアプリ「Meerkat」(リンク先はApp Storeプレビュー)。ざっくり言うと、TwitterのフォロワーにiPhoneで撮影してるライブ動画を見せるアプリです。
ライブストリーミングする方法はいろいろありますが、Meerkatは使い方がお手軽なのと、Twitterのおかげで人気が出ました。
ストリーミングを始めるときにタイムラインに「ライブするよー」という告知が出ます。このライブを観るにはフォロワーもMeerkatをインストールする必要があります。これも、Meerkatが急速に広まった一因ですね。 「Webで見る」リンクをクリックしてMeerkatとTwitterアカウントを連係させれば、Webからも見られますが、アプリで見た方がきれいなので、結局アプリをインストールすることになります。
ゲームストリーミングのTwitchと同じで、誰もが発信したいわけじゃないけど、人のライブストリーミングを見たい人は結構います。
私も受け身タイプなので、Meerkatのライブを探して幾つか見てみました(フォロワーがリツイートしたやつなら直接フォロワーじゃなくても見られる)。Twitterで#meerkatを検索すれば、ごろごろ出てきます。
探したときにはもう終わってましたが、アーティストのケビン・ジョナスがさっそくMeerkatを使ってライブの「質問ある?」をやってました。
で、ライブでやっていたのは、ニューヨークでお散歩とか、かわいいペット、とかが多いですが、サービスで活用しているところもあります。
1つは、パソンコンの使い方や料理、DIYなどのハウツーをテキストや動画で紹介するInstructablesという会社。ハウツー動画をライブにする意味あるのかなと思いましたが、Twitter上に告知が出るのでリーチを増やせそうです。あと、コメントを付けられるので、その場で視聴者からの質問を受け付けられるのはいいかも。私が見たのは「ミシンのかけ方」。途中で「今18人が見てくれてるわ」なんて声が聞こえました。
もう1つは、ニューヨークとサンフランシスコでランチのデリバリーサービスをやってるWunwun。スタッフのiPhoneを自転車につけて、ひたすら走っているところをライブストリーミングするだけですが、「これ、今のニューヨークなんだ」と思うと、特に何が起きるわけでもないのにずーっと見てしまいます。ああ、まだ雪が残ってる、とかリアル。
スタッフが途中から音楽を流し始めて、一緒に歌ったりとか、メールの着信音とか、ランチを届けてお客さんから「ありがとねー」と言われるところ(iPhoneは腰にでもぶらさげてたのか、階段しか映らなかったけど)も面白い。
そして、これでWunwunというサービスの存在を知る人は多いでしょう。私も最初は個人のストリーミングかと思ってライブを見てからWunwunについて調べたわけで。
MeerkatはLife on Airという新興企業の共同創業者であるベン・ルービンさんがサイドプロジェクトとして始めたアプリ(Wall Street Journalより)。こっちの方がメインであるAirより人気が出たので急遽本腰を入れたというグロースハッキング的な産物です。