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GitHubの女性エンジニアがハラスメント(セクハラ、から訂正)に耐えかねて退社 ネットで改善を訴える

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【オリジナルの投稿がホーヴァスさんの意図とずれた部分にフォーカスしたものだったので、書き換えました。オリジナルは自戒の意味もこめてその後に残してあります】

最初のツイートはこれだと思います。

(同僚に嫌がらせをするような人がいない健全な職場に転職できてすごく幸せ)

GitHubのエンジニア、ジュリー・アン・ホーヴァスさんのツイートです。 その後、「この2年間、GitHubの幹部から嫌がらせを受けてきた。私が同社を辞める最初の開発者になる」などとツイート。

GitHubはソフトウェア開発者のための共有Webサービス。2008年創業で、昨年末の段階で1000万のリポジトリが登録されています。

Julie

ホーヴァスさんは、2012年に「同社初の女性エンジニア」の1人として同社入りしました。 同氏はGitHubの女性開発者応援プロジェクト「Passion Projects」の責任者でもありました。「この2年間、GitHubのフェミニストの取り組みを擁護してきたことを残念に思う」「GitHubが女性にとって働きやすい職場になるように努力してきたことが台無しになった」ともツイートしています。

ツイートにはさすがに具体的に何があったかは書かれていませんが、米TechCrunchの記事を読むと、かなりひどいです(一方的な話をそのままうのみにするのは危険ですが)。共同創業者の1人(GitHubの共同創業者は3人いるので誰だかは不明)の妻が、従業員でもないのに「私には人事権がある」と言って脅しまがいのことを言ったりしたり、その夫も妻の肩を持って理不尽な発言をしたり。それとは別に、デートの誘いを断った同僚(男性)がプロジェクトでホーヴァスさんが書いた部分のコードを勝手に削除するといったパワハラをしたり。

ホーヴァスさんは業界内で支持者が多い人だし、次の仕事も決まっているので、黙って辞めることもできたはずですが、「同じような苦労をしている女性のために」立ち上がったとツイートしています。加害者の具体的な名前はいっさい出していないことからもそれが分かります。

これを受けて、GitHubのクリス・ワンストラスCEOが1日後に公式ブログで「調査を始めた」と発表しました。その後、公式ブログが更新され、まだ調査中だけど、処分が決まるまで加害者とみられる当事者は自宅待機で、共同創業者の妻はオフィスに出入り禁止にしたそうです。

同社は2012年にAndreessen Horowitzから1億ドル出資してもらっていて、このころから急成長したのですが、しっかりした総務人事部門がなかったようです。創業者の妻が人事に口出しすることは小さな会社ではもしかしたらあることかもしれないし、男性ばかりの職場に急に女性が入ったら混乱も生じるかもしれません。そんなときに従業員を守る体制になっていなかったのが問題だったんでしょう。

【以下、オリジナル(アップデート履歴入り)です】---------------------------------------

最初のツイートはこれだと思います。

 (同僚に嫌がらせをするような人がいない健全な職場に転職できてすごく幸せ)

GitHubのエンジニア、ジュリー・アン・ホーヴァスさんのツイートです。

Julie

その後、「この2年間、GitHubの幹部から嫌がらせを受けてきた。私が同社を辞める最初の開発者になる」などとツイート。

GitHubはソフトウェア開発者のための共有Webサービス。2008年創業で、昨年末の段階で1000万のリポジトリが登録されています。

ホーヴァスさんは、2012年に「同社初の女性エンジニア」の1人として同社入りしました。

同氏はGitHubの女性開発者応援プロジェクト「Passion Projects」の責任者でもありました。「この2年間、GitHubのフェミニストの取り組みを擁護してきたことを残念に思う」「GitHubが女性にとって働きやすい職場になるように努力してきたことが台無しになった」ともツイートしています。

ツイートにはさすがに具体的に何があったかは書かれていませんが、米TechCrunchのインタビューを読むと、かなりひどいです(一方的な話をそのままうのみにするのは危険ですが)。同僚(男性)からのデートの誘いを断ったら共同創業者の1人(GitHubの共同創業者は3人いるので誰だかは不明)がほかの男性社員とのデートを強要したホーヴァスさんが他の男性社員と付き合っていることに触れて同僚とデートすることについて激しく叱責したとか、この創業者の妻がストーキングしたとか。。。

ホーヴァスさんは業界内で支持者が多い人だし、次の仕事も決まっているので、黙って辞めることもできたはずですが、「同じような苦労をしている女性のために」立ち上がったとツイートしています。加害者の具体的な名前はいっさい出していないことからもそれが分かります。

これを受けて、GitHubのクリス・ワンストラスCEOが1日後に公式ブログで「調査を始めた」と発表しました。当事者である従業員と共同創業者に対する処分があるかどうか。

同社は2012年にAndreessen Horowitzから1億ドル出資してもらっていて、このころから急成長し、それまでおたくっぽい男性ばっかりだった職場にいきなり女性が入ってきたわけですから、お互い戸惑いもあったでしょう。

そういう職場ではたぶん、女性への接し方(と女性に接したことのない男性への接し方、も追加。こっちも大事かも)をちゃんと教育しないといけないんだろうと思います。ホーヴァスさんも言うように、急成長する新興企業にとって、早い段階でしっかりした総務人事組織を作っておくのは重要かもしれません。

【タイトル修正について】Kenji Rikitake様からのご指摘の通り、ホーヴァスさん本人が「セクハラではない」とツイートしているのでタイトルを修正しました。TechCrunchの記事では、問題は主に3つあって、1つは共同創業者の妻が(GitHubの社員でもないのに)ホーヴァスさんの職場にきていろいろ圧力をかけたこと、それに関連してその夫がホーヴァスさんのプライバシーにも触れて筋違いな批難をしたこと、それとは別に、同僚がデートの誘いを断ったことを根に持っていじめ(ホーヴァスさんが書いたコードを勝手に削除するなど)をしたこと、がありました。最後のもセクハラではなくパワハラだし、ホーヴァスさんにとっての決定打は前の2つだったと思います。「In one day, all of the work I've done at that company to be a better place for women to work has come undone」などのツイートに引っ張られたタイトルでした。

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