つい応援したくなるGroupon創業者のお別れメッセージ
【UPDATE】うう。5段落目、英文和訳を間違えておりましたので修正しました。ごめんなさい。
日本では「おせち問題」ですっかりイメージが悪くなり、創業者のアンドリュー・メイソンさんがCEOを辞任した(本人によるとクビになった)という今日の記事についても「え、グルーポンってまだあったの?」というツイートもあるくらい。
でも、メイソンさんが従業員に送ったお別れメッセージがなんともさわやかで、この人ならこれから大丈夫(むしろこの人がいなくなったGrouponはますますまずいんじゃないか)と思わせるものでした。
いろんな人がクビになったり、自分から辞めたり、他社に引きぬかれて古巣を出たりするときに書いたお別れメッセージを読んできましたが、これは中でも素敵なものだと思います。たいていは紋切り型で無難なものにしても、どこかからなんとなく本音が見えるものですが、これは最初から本音で終始ほがらか。そして心からの愛が感じられます。
「Grouponが大好きだし、Grouponで作り上げてきたものを誇りに思う。失敗はしちゃったけどボクは大丈夫。Grouponをバトルトードに例えると(さすが例えるものがオタク)、ここまで来られたのは1度も死なないでTerra Tubes(ものすごく難しいレベル9面)に到達したようなものだ。みんなと一緒に会社をここまでに育てられてボクはラッキーだった」
記事でも紹介しましたが、メイソンさんの「顧客第一に考えてきたけど、そのための判断を自分の直感ではなくデータに頼ったのは自分の直感に頼りすぎてデータで裏付けしなかったのは間違えだった。だから、みんなはこれからそこんとこちゃんとしてね」というのも実感がこもった言葉だと思います。
メッセージで「Grouponにいる間に太っちゃったから、今はダイエットキャンプに行こうと思ってる。お勧めある?」と書いたらお勧めが殺到したらしく、「ありがとう。ダイエットキャンプのお勧めはもう十分だ」とツイートしています。みんなに愛されてるんだろうなぁ。
ちなみに、メイソンさんはもう1つ会社をやっているので、ダイエットに成功した後はこちらに集中するのかも。
なんといってもまだ28歳ですから、これからが楽しみです。