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Google版Siriの名前はMajel(スター・トレックのAIの声の人)らしい

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だいぶ前から、GoogleがApple iPhone 4Sの秘書(執事)機能Siriに対抗するAndroid版秘書アプリを作っているといううわさがあるのですが、Android and Meによると、このプロジェクトの名前は「Majel」で、Google X(サーゲイ・ブリン率いるGoogleのトップシークレットプロジェクト。自動運転カーとか作ってる)の最優先事項になってるそうです。

Majelは、スター・トレックの生みの親、ジーン・ロッデンベリーの奥さんで、艦内のコンピュータの声をいろいろ担当した女優さん、マジェル・バレットさんの名前からとったもの。

そういえばGoogleは2010年12月に音声合成技術のPhonetic Artsを買収したときに「スター・トレックで行われているような、コンピュータとの自然な会話の実現を目指す」なんて公式ブログに書いていました。あと、11月に唐突にGoogle検索の歴史をたどるタイムラインを公開したときにも、アミット・シンハルが「将来的にはスター・トレックに登場するコンピュータのように、自然な言葉で語りかけるだけで欲しい結果を高速に提供できるようにしたい」って言ってた。

Alfred(のメーカーClever Sense)を買収したのもMajelのためだったんだろうなぁ。

Majelは既に早期版がリリースされているらしく、使った人によるとかなりいいデキだとか。例えば「自由の女神像を見せて」と頼むと、画面に画像検索の結果と、Googleマップ上の女神像の位置と、Wikipediaのページが表示される。Siriみたいな気の利いたセリフは期待できないかもしれませんが、実用的であれば十分です。

年内リリースか? と言ってるメディアもありますが、Android and Meの早くて1月か2月、というのがありそうなタイミングだと思います。(下の動画のコンピュータの声がMajelさん。)

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