これは驚異的です。「スティーブ・ジョブズ」の翻訳者、井口耕二氏がご自身のブログで同書翻訳に関連した話を3回にわたって書いておられます(リンク先は「その2」)。なんと、原稿が手元に届いたのは7月だったと。つまり、約3カ月であの22万ワードの原稿を1人で訳したことに。超人です。
ちなみに、このへっぽこな翻訳記事は約1000ワードですが、こんなものでも私だと2時間はかかります。そして、昔自分でやったApple関連の翻訳書なんて、版権取得から出版までに1年くらいかけたおぼえがあります(「スティーブ・ジョブズ」の半分以下のボリュームなのに)。
「スティーブ・ジョブズ」は最初から「世界同時発売」が決まっていたそうなので、一般的にそういう場合は下訳をつけて人海戦術をとることが多いのですが、井口氏はそれはやらない方針とのこと。日ごろから下訳チームを持っている先生翻訳者さんの場合はうまくいくのかもしれませんが、いきなりチームを作るのは確かにかえって時間がかかります。
井口氏もすごいですが、1人でやるという井口氏にまかせようと思った編集担当者さん(リンク先は「公認伝記『スティーブ・ジョブズ』公認ブログ」)もすごいです。それでもって、(私レベルの読者から見れば)破綻のない作品に、スケジュール通りに仕上げてすごい。プロだから当たり前なのかもしれないですけど、翻訳書の編集をやったことのある人であれば、みんなすごいと言うと思います。
なんか、すごいすごいって子供みたいな文章になっちゃってますが、私にとってレディ・ガガがあの激しいライブで口パクはやってない、というのと同じくらいすげーと思ったことなのでした。
Special
- PR -| 井口耕二 a.k.a. Buckeye | 2011/10/30 21:54 |
|
おほめにあずかり、ありがとうございます。 とにかく大変でしたけど、ここ2~3日、「一気に読んだ」「おもしろかった」というつぶやきが増えてくるのを見て、「がんばってよかった~」と思っております。 あさってにはIIが書店に並びはじめますが、I以上に引きこまれる本です(引きこまれて訳出どころでなくなった瞬間が何度も……)。そちらもぜひ読んでくださいませ。 | |
| sato | 2011/10/30 22:18 |
|
> 井口さま わわ。ご本人からコメントいただけるなんて、光栄です。 | |
オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。

テレワークが労働者のマインドを変える
富士通社長が語るICTベンダーとしての心得
求む、クックパッド男子
37歳の常識――我々は一生学び続ける
“コステロ”じゃないよ“コストロ”だよ