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海外記事、ブログ、記事にならない情報について、ITmedia エンタープライズ海外記事担当から一言

本当にみんな、「普通の人」の意見が読みたいんだろうか

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 昨年夏ごろから、CNNやNew York Times、BBCなどのサイトに「最も読まれている記事」とか「最もブログに取り上げられている記事」といったWeb2.0っぽいタブがつくようになりました。New York Timesは、最初かなり中央にタブを表示していました。いつごろからだったか、右下の方に追いやられていますが。

 今日の「USA TODAYサイトにコミュニティー機能」という記事で紹介したように、大幅にリニューアルしたUSA TODAYのWeb2.0化はもっと踏み込んでいます。記事に一般の人(ただし無料登録は必要)がコメントをつけられ、それが記事の下にずらっと表示されるのです。

 イラク戦争関連など、記事によっては活発な意見交換が行われています。今(3月6日午後2時現在、というか米国の5日の午後9時というか)、24時間前に掲載された「Most Popular」な変動金利住宅ローンの記事には40のコメントがついています。とはいえ、「払える見込みもないのに借りるのがいかん」とか「払えなくて困っています。どうしたらいいの?」といったコメントが多く、あげくに「困っている人はわたしに相談してください」という営業っぽい書き込みまで(これについてはUSA TODAYの中の人がコメントをした人に直接確認し、「営業ではありません」と書き込みしていましたが、中の人も大変です)。有意義なコメントもあるとは思いますが、40もある中からそれを探す気には、わたしはなれません。そのための「推薦」機能ですが、最も推薦の多いコメントは「どうせ住宅ローンが払えないような人は、クレジットカードでも借りすぎて、誰かが助けにくるのを待ってるんだろうよ」というもの。うーん。

 こういう現状を見るとちょっと悲観的になってしまいますが、まだ始まったばかりだし、どんなふうに成熟していくのか、見ていきたいと思います(ひとごとじゃないですし)。

 以上、澤でした。

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