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CNET編集者の家族救出に見る「エリアでなくても役立つ携帯」

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 CNETの編集者であるジェームズ・キム氏救出活動が成果を上げました。4人家族のうち、キム氏を除く、家族3人が救出されましたが、その捜索には携帯電話が役立ったということが、San Francisco Chronicleで報じられています。

 捜索隊のヘリコプターが、キム氏の妻であるケイティさんが振っていた、SOSと書かれていた傘を見つけたことで、3人は救出されたのですが、その現場に行き着いたのは、携帯の助けがあったからだそうです。

 現場であるオレゴンの雪山は携帯の電波が届かないエリア。しかし、キムさん一家の携帯から発せられている電波をたどって、範囲を狭めることができたのだそうです。アンテナが立たないからといってあきらめなかったのが幸いしたようです。

 なお、食料は底をついていたのですが、なんと母乳で2人のお子さん(7歳と、4カ月)に食事を与えていたそうです。

 CNETには記者会見のビデオが掲載されています。携帯については最後の部分で言及。

 ジェームズ・キム氏は2日前に救出を求めに車を出たまま。現在、捜索隊が足跡を追っているところだそうです。

 以上、松尾でした。

追記:残念ながらCNET記事によれば、ジェームズ・キム氏は遺体で発見されたそうです。

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