開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

エンバカデロ+アイデラの件

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先月、データベースツールベンダーのアイデラ社がエンバカデロの買収を発表しました。この種の買収や合併の話は、外資系ではよくあることながら、ボーランド→インプライズ→ボーランド→コードギア→エンバカデロと看板を色々変えながら続けてきた開発ツールビジネスについて不安を持たれる方もいらっしゃると思います。

発表から約1ヵ月。現状、エンバカデロはアイデラの傘下で活動中ということなのですが、ようやくいろいろと具体的な動きが出てきたので、ここで報告したいと思います。

アイデラとは

Ideraと書いて「アイデラ」と読みます。一説によると「アイデア」とかけているとかいないとか。「イデラ」とも読めますが、Delphiを「デルフィー」と読むヨーロッパの人に対し、日米は「デルファイ」と読むように、カタカナでも「アイデラ」と表記します。

同社はSQL Server向けのデータベースツールの開発、販売からスタートしており、現在では管理ソリューションのPreciseなども買収し、傘下に加えています。ここからも分かるように、単純に合併して自社製品にしてしまうのではなく、これまでのブランドを維持しながら強化していくという考え方を持っています。

CEOからのメッセージ

アイデラのCEO ランディ・ジェイコプスから、こうしたアイデラの考え方を示したメッセージがエンバカデロユーザー、パートナーの皆さんに発信されています。これまでの製品を、特に品質にこだわって強化したい、という意気込みを読み取れます。オンラインで読めますのでどうぞ。

アタナス・ポポフ

そして気になる開発ツールですが、新たにアタナス・ポポフがジェネラルマネージャとして、同部門を統括するべく加わりました。開発ツールビジネス全体を統括する立場として、製品開発、マーケティング、セールスの垣根を超えて、製品展開を決定できるわけです。

そんな重要なポジションの彼が、日本市場に対しても積極的に関与できるように、いろいろなアクティビティを始めています。

  • アタナスとのWeb会議を緊急開催(先週):急の開催で限定的だったのですが、主要なユーザーの皆さんに集まっていただき、アタナスと製品、そして日本市場について意見を交わしました。
  • 12月10日にデベロッパーキャンプを開催:定期的に開催しているエンバカデロ・デベロッパーキャンプを12月10日、新宿NSビルのNSスカイカンファレンスで開催します。アタナスも来日し講演します。
  • その前日にはアタナスとの意見交換会を計画(調整中):本来イベントのあとの懇親会で意見交換をしたいところなのですが、世界各国を飛び回ってさまざまな調整を進めているため、なんと10日午後にはすでに成田。そこで前日夜に意見交換会を実施しようと計画しています。今回は、もう少し告知期間があるので、前回のWeb会議より広く参加いただけるのではないかと思います。

変化はときとして将来が見えないということで、「不安」に直結します。しかし、変化に積極的に関与していくことで、ポジティブな「変革」につなげていけると考えます。今後にご期待を。

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