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DelphiでMac向け開発。ネイティブクロス開発に踏み出すDelphi/C++Builder

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米国時間の昨日、Delphi/C++Builder/RAD Studioの次期バージョン「XE2」を紹介するワールドツアーの情報が公開されました。8月上旬から世界各国で、この新バージョンを紹介するイベントを開催するのですが、まあ、どこで開催されるかはともかく、製品内容が気になるところだと思います。

実際、日本でもワールドツアーの情報をそのまま掲載するという手もありましたが、気になるのはそっちの方だよね、ということで、旧バージョン、現行バージョンをお持ちの方を対象とした先行販売のご案内とともに、新機能について、ちょっとだけ紹介しています。

簡単にまとめますと:

  • Delphi XE2では、プロジェクトオプションで、ターゲットプラットフォームを選択できて、Windows 32-bit、Windows 64-bitが選択できる。VCLやRTLも64-bitターゲットでは、それ用のものが使われる。
  • Delphi XE2 / C++Builder XE2では、Mac OS X向けのクロスコンパイルもできる。開発環境はWindowsだけれども、後述するFireMonkeyフレームワークを使って、Macで動作するネイティブアプリを、シングルソースから生成できる。
  • Delphi XE2 / C++Builder XE2には、従来のVCLに加えて、FireMonkeyと呼ばれる新しいコンポーネントフレームワークが搭載される。これは、WindowsだけでなくMac OS X向けにも使えるので、クロス開発用に利用できる。ベクターベースの3D描画やアニメーション効果、Photoshopっぽいグラフィック処理などの機能もついていて、リッチなUIをドラッグ&ドロップで開発できる。

お気づきかもしれませんが、C++Builderの64-bitサポートは、今回のリリースには入っていません。Mac OS Xサポートが先に入って、64-bitは、今後ということになりました。64-bit C++をお待ちの方、すみません。

もうひとつ、PHPでありながら、Delphiのようなドラッグ&ドロップ開発ができるRadPHP。こちらの新バージョンは、やってくれました。

  • iOSやAndroidをターゲットとしたモバイルデバイスに最適化されたアプリの開発をサポートする。

うーん、いまいちイメージがわきませんね。自分もです。これは、明日、高橋君が行うWebセミナーのおまけコーナーに期待しましょう。

さて、ワールドツアーの一環として、日本では、9月6日のデベロッパーキャンプを開催。そしてその翌日、翔泳社さんが主催するデブサミ関西、翌週の日経BP社さんのXDev 2011への参加が予定されています。

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