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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

玉砕のロボットアーム

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「例のロボットアームでも操ってみれば?」 パーティションの向こうから「ウィーン、ウィーン」とモータ音が鳴り出したのはそれからまもなくのこと。今回のデベロッパーキャンプで、ライトニングトークを企画したのだけれど、社内からも参加すれば?という話の延長で、高橋君に提案した一言です。

ロボットアームというのは、はるか昔、2001年のBorland Conferenceで、「VisiBroker for C++で作る制御系アプリ」というタイトルで行ったテクニカルセッションのデモに用いた機械。当時はまだUSDではなかったと思いますが、これを分散技術で遠隔操作してみようという内容でした。

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これが、今、エンバカデロでエヴァンジェリストとして活躍する高橋君のデビュー。会場のライトが強かったのか、熱が入って興奮したのか、終わる頃に鼻血を出して大変なことに。ちょうどセッション終了時間に様子を見に行ったところ、真っ赤になっていて驚いたことを記憶しています。

そんなエピソードを持つロボットアームデモを、今風にアレンジしなおして、iPadから遠隔操作をしてみようということで、ライトニングトークへの参戦が決まりました。

しかし、ただ動かすだけじゃつまらないので、Windowsをシャットダウンしてみたい(要は、ロボットアームでキーボードをタイプしてシャットダウンするというちょっとしたジョークなのですが)と、デモに色をつけました。

その後、時間を見つけて練習をしていたようで、しばしば「ウィーン」という音がもれ聞こえてきました。

さて本番です。ライトニングトークは、5分という制限時間で軽めのプレゼンやデモを行うのですが、制限時間があると説明にメリハリが出ますし、最後の1分であわてる様子を見るのは楽しいものです。今回、当日キャンセルもあったりしましたが、結果的に1時間にぴったり収まる人数の挑戦者に集まっていただきました。

高橋君はオオトリです。で、そのデモがどうだったかというのは、こちらのビデオを見ていただきいたいのですが、要は大いに笑える結果でした。

いつもはクールにプレゼンを決める高橋君がラスト1分のコールを聞いてから、こんなに焦って取り乱すんだなと、面白く見ることができました。技術的には成功してるんだけど、やっぱ玉砕ですよね。

さて、ライトニングトークというスタイルで軽めのセッションを実施したおかげで、新しいスピーカー候補の皆さんにも会うことができました。次回もやろうね、ということで最後盛り上がったのですが、早速次回日程に関する話題が出てきています。

というのは、Delphiのチーフサイエンティストを務めるAllen Bauerが、3月下旬にオーストラリアのイベントに参加するため、APACツアーを検討しているそうです。オーストラリアが3月24~25日なので、日本に来るとしたらその前後。でも、3月21日は祭日でちょっとその週は具合が悪い。すると翌週かぁ、ということで、だれも忙しい期末になってしまいそう。

とはいえ、忙しくないときを狙おうとしても、忙しい人はいつも忙しいわけで、限られた選択肢の中から、ほんとの期末は避けて3月30日をリクエストしてみました。彼が来日すれば、Delphi/C++Builderの64bitサポートとか言語拡張とか、かなりコアな話が聞けるはずです。

決定は年明けだと思いますけど、皆さん、3月30日ですよ。

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