昨日、一昨日の世界フィギュア女子は、キム・ヨナの圧巻の演技で終わった。スポーツながらも卓越した演技力が要求されるこの競技、全身で感情を表現する彼女にはやはり圧倒的な説得力があった。
ところで、本ブログ的には、フィギュアの選曲が気になるところ。金曜日ではないけれど、そろそろ期末ということで、月曜日ながら音楽ネタで切り込んでみようと思う。
キム・ヨナのフリーは、リムスキー・コルサコフの「シェヘラザード」。ヴァイオリンのソロが印象的なフルオーケストラの交響組曲。叙情的で息の長い旋律の中にも、弦楽器が早いリズムを刻む。一般的にフィギュアの音楽は、なんとなく合わせるようなイメージがあるが、この演目では、6拍子のアタマにちゃんとジャンプの着地を合わせてきていた。弦楽器は、この6拍子を細かく3連符のリズムで伴奏しているので、この着地の精度はごまかせないはずだ。音楽と完全に一致する着地が、ジャンプのパワーを増して見せるから不思議だ。
一方、3位に食い込んだ安藤美姫は、サン・サーンスの交響曲第3番「オルガン」という異色の選曲。この作品は、意外なところでは、牧羊豚が活躍する「ベイブ」で使われている。この曲がなぜ異色かというと、冒頭のリズムにある。
選曲は、2楽章の冒頭からのアレンジだったが、その冒頭は次のようになっている。
こちらも6拍子だが、テンポは速い。しかも、強拍にあたる8分音符での4拍目が休符になっており、(ん)ダカダカダ・ダカダカダ・ダカダカダー、となるのだ。最初の(ん)を意識すると、このリズムきつくないか、と思うのが自然で、なぜこの選曲か?と思ってしまうゆえんである。
音楽的には力強さ、盛り上がり、など申し分ないが、フィギュア的なジャンプの間を考えると、伸び伸びとした3拍子のほうが効果的な気がする。スピードと大きな間を両立させるなら、小さい3拍子と大きい3拍子が合わさっていると完璧なわけで、そういう意味でもキム・ヨナは一歩リードしていたのだと思う。
Special
- PR -| 油井 大介 | 2009/06/19 16:01 |
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こんにちは 油井です。ご無沙汰しています。忙しいようですね。ご活躍が伺えますね。年賀状だけのつきあいになってしまいましたがたまには東京も行くので(今は新潟)連絡をつけられる方法があればうれしいのですが。 | |
| hifujii | 2009/06/24 19:27 |
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いやーほんとにご無沙汰してます。メールで連絡しますね。 | |

藤井 等
ボーランドの開発ツール事業分離発表を受け、数年ぶりにマーケティングに復帰し、2009年からは日本法人代表へ。
仕事に関連したソフトウェア開発やマーケティング、ビジネスに関する話題、週末には音楽の話題を。
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