オンデマンドというツール提供のかたち
本日(USでは日本時間未明)、Embarcadero All-Accessという新しいオンデマンドツール提供のプログラムを発表しました。これは、CodeGearの開発ツールとDatabaseGearのデータベースツール、合計18製品を、すべて利用できるパスを提供するというもので、必要に応じて、常に最新のツール(何語版かも問いません)にアクセスできます。
このプログラムのポイントは、コンカレントライセンス(フローティング)にあるかもしれません。18製品のアクセスには、特定の人のみがアクセスできるワークステーションライセンスとネットワーク指名ユーザーライセン スのほかに、組織内のだれでも利用できる(同時に利用できるのは1ライセンスあたり1名)コンカレントライセンスがあります。
エンバカデロのツールには、毎日使うようなIDEのほかに、データベースパフォーマンスツールやJavaパフォーマンスツール、モデリングツールなど、毎日は使わない、場合によっては、1プロジェクトあたり数日しか使わないかもしれないツールなども含まれています。
こうしたツールを単体で購入するのはなかなか難しく、あると便利と知りながらも、ついつい人力で回避しがちになります。販売する側としても、ツール単体でROIを出すようなシナリオをなかなか提案しにくいものがあります。
そこで、All-Accessなのですが、このプログラムでは、およそ3製品分ぐらいの価格で18製品すべてを利用できます。コンカレントライセンスの場合、この x 2になるのですが、複数のプロジェクトを抱えている場合には、部署横断的に導入すれば、十分なコストパフォーマンスを出せると思います。
今回の発表により、1月からいろいろ準備してきたことが、ひとつずつおおやけにできるようになってきています。下の写真もそのひとつ。
All-Accessでは、「InstantOn」という新しいインストール不要のワンクリック実行のソフトウェア提供も用意しています。部門横断的に使う場合、「ちょっと入れてみよう」が大変なインストール作業を要求されることは結構苦痛です。そんなとき、InstantOnで、ちょっと使ってみて、よければフルインストール、ないしはカスタムインストール、というスタイルを選択できます。
この写真は、そのInstantOnのコンセプトをUSBに全製品を入れて示したもので、1月のキックオフのときにもらってきました。このスタイルで提供するかどうかは未定ですが、InstantOnのモジュールをオンラインでも入手できるようにする予定で進んでいます。
そのほかに、今回の発表に連動してWebが新しくなってきていますが、これについては、あらためて。