エンバカデロになって会社の留守電の音声案内も録音しなおすことになった。プロのナレーターに音声をお願いするほどの規模の会社ではないので、社員が自分で吹き込む。でも、そうするといまいちさえない声になってしまうし、文脈的に電話してきても通じなかったわけだから、なんとも暗くさせてしまって申し訳ない。
そこで、音声にBGMをかぶせてみることにした。留守電はやっぱ「家路」でしょ、と思って、いつもの楽譜入力ソフトに薄めのアレンジで入力してみたが、どうもイマイチ。家にあるスコアをいくつかひっくり返して、リムスキー・コルサコフにいい曲を見つけた。
「スペイン奇想曲」は、リムスキー・コルサコフの管弦楽法がいかんなく発揮された名曲で、シェヘラザードとともにオケの定番プログラムだ。全曲エネルギッシュな太陽ギラギラの展開だが、2曲目「変奏曲」の前半は、静かにスペイン民謡風の主題を奏でる。
原曲では、チェロがヴァイオリンの6度上で旋律を奏でる第1変奏の部分。これをチェレスタで少しテンポを落として演奏させてみた。
最後2小節で、D♭がアクセント付きで強調されていて、若干の哀愁を帯びて終わる。いい感じだ。
ちなみにこの曲は、このあとフルオーケストラで、激しく荒々しい変奏へと突入するので、留守電BGMに使うならここしかない。
Special
- PR -| 高橋智宏 | 2008/07/09 23:18 |
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何ゆえ、ロシア人がスペインなのでしょうか?、と家人から質問がありました。 | |
| hifujii | 2008/07/10 08:42 |
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リムスキー・コルサコフは海軍時代に各地を訪れた経験があり、そのためか異国好みであったようです。もっとも、19世紀全般の趣向として、異国風のモチーフを取り入れる傾向は多く、チャイコフスキー、ブラームス、ドヴォルザークなどの著名な曲が異国風だったりします。世界中の音楽を入手できる現代と違って、異国の音楽はとても新鮮で、芸術家の創作意欲を大いに刺激したのでしょう。 | |

藤井 等
ボーランドの開発ツール事業分離発表を受け、数年ぶりにマーケティングに復帰し、2009年からは日本法人代表へ。
仕事に関連したソフトウェア開発やマーケティング、ビジネスに関する話題、週末には音楽の話題を。
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