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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

洞爺湖サミット無事終わったようで

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洞爺湖サミットも無事閉幕したようで、成果については賛否いろいろあるものの、とりあえず大きな妨害や事件もなくよかったですね。

東京でも、厳重な警備、自販機やゴミ箱、コインロッカーの閉鎖など、日常生活に若干の緊張感や不便さをかもし出しただけで、すばやく通り過ぎようとしています。

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共同声明とかで、この文言を盛り込むことができた、できない、といったやり取りを聞いていると、外交は駆け引きであるとは理解しながらも、どうも、声明が目的化しているように感じでなりません。サミットなんて過程であり、手段であるはずなのに、声明に文言盛り込んで成功、とはならんよな、と思ってしまいます。

しかし、このような晴れ舞台をつい目的化してしまうのは、ビジネスでもよくあることです。プレスリリースの文言やら、プレゼンの表現やら、細かい言い回しの駆け引きやら精査に時間をかけて、なんかそれだけで達成した気分になってしまったり、疲れてしまったり。

一般的にこうした発表の場は、これまでの活動の成果だったり、これからの活動のための手段だったりするはずなので、そもそも、ひねり出さないとまとまってこない発表内容なんて、すでに黄信号なんですよね。

活動のうつわは先に決めていかないとこの種の発表活動はできないので、スケジュールだけが線引きされてしまいがちですが、これをゴールと考えず、通過点として扱えるように日ごろの行いを戦略的に進めたいものです。

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