首都高中央環状新宿線、明日開通
以前このブログでも取り上げた首都高中央環状新宿線。昔のITエリアでもあった初台近辺に大掛かりなジャンクションを建設したこの工事もいよいよ終わりに近づき、地上の山手通りの整備も中野坂上~東中野近辺から完了しつつある。
その中でも、「首都高山手トンネル」と呼ばれる、要町近くの高松インターから最終的には大橋近くまで伸びるトンネルがまさにメイン。さまざまな工法を駆使して、都会の地下を掘削したようで、そのものずばりの「首都高山手トンネル」という写真集も発売されている。 また、この写真集の写真を含む中央環状新宿線に関する写真を集めた写真展も、羽田空港第2旅客ターミナル第3駐車場連絡橋で開催されている。年末年始羽田を利用される方はぜひどうぞ。 さて、ここでは、この新線の是非については云々しないが、これにより首都高の微妙に東よりの中央線が若干是正されると考えている。そもそも東京は、今より もっと東よりに中心があって、副都心という言葉があるように、新宿など西のエリアは比較的新しい。霞ヶ関も、首都高の環状線でいえば西側に位置するのだ。 東京西部では、南北の移動が困難である。道路しかり、鉄道しかり。以前オフィスのあった笹塚・大原交差点付近では、よく、南北移動の鉄道があれば、 と嘆いたものだ。放射状に伸びる通勤電車がすし詰めとなり、トラブルがあると迂回路もない現状は、環状線の整備を怠ったつけなのだろう。しかし、すでに都 市整備の青写真を描くには都市が発展しすぎている。 かつて関東大震災のときに、遅れた都市計画を取り戻そうという機運があったそうだ。だが、結局予算不足によって頓挫した。現在もそのつけを払い続けているということだ。 |
最後に話を元に戻して、首都高中央環状新宿線。開通を前にいくつもの記事が掲載されているが、マイコミジャーナルの交通管制室の見学レポートが面白い。