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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

Webセミナー、リアルとの接点がバーチャルの意義かな

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来週火曜日23日に開催する、CodeGearデベロッパーキャンプの「夜の部」で、「Delphi Hour in Tokyo」というBOFセッションをやります。通常は、DelphiプロダクトマネージャのNick Hodgesが中心となって、音声のみ、あるいは、音声とプレゼン+デモ映像によるWebセミナー(ウェビナー)のような形態で毎週開催している米国発のイベントを、リアルでやろうという試みです。

普段は、時差や言語の壁などの理由でなかなか日本からの参加は少ないのですが、今回は、日本の会場で、通訳つきで、やります。さらに、会場だけというのも制約が大きいので、バーチャルも同時に実施。通常のDelphi Hourと同じように、会場のスクリーンに表示される映像と音声を居ながらにして楽しめます。

Nick

こちらがNick Hodges。本人に送ってもらったオフィシャルショットからバナーを作成してみました。モノトーンにして、コントラストをつけたら、実物よりよくなったみたい。

日本でこのようなライブのWebセミナーのしかけを使うのは、今年の春以来です。その間、積極的にWebセミナーへ、という世界の流れの中で、日本はどうするべきかを考えていました。ひとつ確かなのは、現状、ビジネスアワーに1時間とか2時間、Webセミナーに参加するというのは、結構難しいということ、それから、そうまでしてリアルタイムで見なきゃならないもの?という疑問符がつくことです。

つまり、やる側の論理として、ライブで実施したものを手軽に場所にとらわれず共有できます、というのは分かるけど、受け手の論理としては、そこまでリアルタイム性は求めていない、ということです。あとでゆっくりビデオで見られればいいです、という声が多くあるのは事実。

であれば、リアルタイムでなければならないものは、インタラクティブ性や、実際に現在起きていることを共有したい、参加したい、という要求に対応するものということになるのだと思います。

今回のDelphi Hour in Tokyoは、実際に秋葉原コンベンションホールで実施されているイベントの中継的側面があります。また、ちょっと限定的ではあるものの、ネット経由で質問するなど、参加も可能です。こういう機会にバーチャルイベントは使うべきだと、感じる次第です。

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