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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

緊急来日、というほどのことではなかったけれど

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オーストラリアとインドでの講演ツアーの合間の限られたスケジュールとはいえ、4月2日なんていう年度初めのタイミングで、Delphiのチーフサイエンティストが緊急来日。どのぐらい緊急かというと、3月21日に連絡があって、「ピンポイントで4月2日なんだけど、航空券の手配があるから、今日中にスケジュール立てられる?」なんて具合。「いや、今日祭日なんですけど」「オー!」

とはいえ、本人も初来日になるわけだし、日本の現状を理解してもらい、日本のユーザーの皆さんとよい関係を築くきっかけになればと、スケジュールの見込みはなかったものの受諾して、4月1日着、4月3日発の短期スケジュールで来てもらうことにしました。

たいていの場合、本社の幹部が来た場合には、プレスインタビューを数本入れるのですが、今回来日したAllen Bauerは、本当に開発の現場に入っていて、これまでメディアなどには露出してこなかったタイプ。そこで、取材はコミュニティメディア1本で、あとはお客様の訪問と、フィールドテスターやパートナーの方を中心としたコミュニティミーティングを企画しました。

Allen

これは、取材中のショット。左がDelphiのチーフサイエンティストを務めるAllen Bauer。右がオーストラリアでエヴァンジェリストを務めるMalcolm Groves。

「日本は特殊」というのは、よく聞く言葉です。ではどう特殊なのか、たいてい、比較するアメリカ側と日本の双方を同時に理解しているわけではないので、ただ別格扱いというのは、通用しないことが多いのが現実です。だからといって、長いものには巻かれろではなく、われわれの実情を理解してもらう努力をし、同時に、相手の意図や背景を理解する努力が重要なのだと思います。

こういう相互理解の場として、本社の開発の人間と、ユーザーの皆さんが直接交流する場は、大変貴重です。今回、非常に短期間でのご案内でも多くの方にお集まりいただき、大変よい意見交換ができたと思います。参加いただいた皆さんありがとうございました。

この企画はこれからも続けようと思います。ちなみに、来日した2人は、現在すでにインドに向かって飛び立っています。

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