オーケストラはとりあえずオフシーズンに入り、次の演奏会用の曲目の練習を個人的にしたりしなかったりという時期に突入している。次回は、ブラームスの交響曲第3番をやるのだが、一般的にアマオケはブラームスが好きだ。
聴いて面白い、やって面白いというのが真実だろうが、交響曲作品は4曲しかなく、それらをクルクルローテーションしてるので、しょちゅうやっているような気がするのかもしれない。
やって面白いという分野では、意外と一部では熱狂的であるもののあまりやらない作曲家でブルックナーを挙げられる。ブルックナーの交響曲は、重厚長大、オルガンのような響きで金管は全開、弦楽器は刻みまくり、という印象があるが、実は、音の重なり方がなんともいえず絶妙で、アンサンブルを楽しめる。これは、6番の2楽章で、上からファーストヴァイオリン、セカンドヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ。
ヴィオラはせっせと刻んでいるが意味のある和声を支えているし、対旋律が主旋律と融合する3小節目などは、セカンドヴァイオリンとしては非常においしい。
ブルックナーが選曲案にのぼるときは、4番、8番、9番あたりが多く、結構重めだったりする印象から敬遠されがちだが、間の5番、6番、7番あたりは、軽めでお勧め。
個人的には、ブルックナーの執拗な反復音型も楽しい。これをオスティナートと呼ぶと、真のブルックナーファンからは違うといわれてしまうか?
上の譜例と同じ6番の第1楽章の最後なんかは、これの典型的なパターン。3連符と16分、それに2拍3連がからんで(しかもリタルダントして)、原理的に合うはず のない、でも圧巻な箇所だ。
実はここに至るまで、ファーストヴァイオリンは60小節あまりも同じ3連符パターンを繰り返し、フォルティッシモまで持ってくる。最後8小節以外、全部音も違うから、練習が大変なのだ。
追伸:
使っている楽譜入力ソフトにMIDIファイル出力機能があったので、フルオーケストラパートを入力してファイルをアップしてみました。楽譜をクリックするとダウンロードできます。
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藤井 等
ボーランドの開発ツール事業分離発表を受け、数年ぶりにマーケティングに復帰し、2009年からは日本法人代表へ。
仕事に関連したソフトウェア開発やマーケティング、ビジネスに関する話題、週末には音楽の話題を。
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