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知ったかぶりのロシア語講座その3:美女スケーターたちには3つの名前がある

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そもそも、ロシアには名前が3種類ある。

名前  父称  苗字

ソチオリンピックに出場した美女スケーターたちは

アデリナ・ドミトリエヴナ・ソトニコワ

ユリア・ヴィアチェスラヴォヴナ・リプニツカヤ

である。


前エントリーから、ソトニコワのお父さんの苗字はソトニコフで、リプニツカヤのお父さんの苗字はリプニツキーだと想像がつくかと思う。


今回注目してほしいのは、真中に位置する父称。

「父称」という言葉の意味するとおり、お父さんの名前に関係がある。


アデリナのお父さんの名前はドミトリー。ユリアのお父さんの名前はヴィアチェスラフのはずである。つまり、お父さんの名前に ヴナをつけて父称にするのだ。

もっともヴナをつけるのは娘であって、息子ならヴィチ。

アデリナにもし、イワンという弟がいたとしたら(実際は2歳下の妹がいるらしい)、

イワン・ドミトリエヴィチ・ソトニコフさんのはず。

ちなみに皇帝のプルシェンコは

エフゲニー・ヴィクトロヴィチ・プルシェンコで、お父さんの名前はヴィクトルであることがわかる。

このように父称は、ルールで決まってしまうものである。

父称はミドルネームのようなもの?と思ったら、全然用途が違う。

親しくない間柄で敬意を表する場合は、苗字の代わりにむしろ父称が使われることが多いと某ロシア人に言われた。(Mr./Ms.にあたるらしい)

「私はロシアで学校の先生をしていたけど、生徒からは父称で呼ばれていたわよ」


だとしたら、浅田真央ちゃんの元コーチ(タチアナ・アナトーリエヴナ・タラソワ)に会ったら、親しくない私はタチアナ・アナトーリエヴナと呼ぶのか??

真央ちゃんはなんて呼んでいたのでしょうね。ターニャ?

お~っと、愛称については次のエントリーで。

まだまだ名前編は続きます。

paka! (またね)

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