スキーオリエンテーリング世界選手権大会終わる
世界の壁は厚い!
スウェーデンで20日から開催されていたスキーオリエンテーリングは悪天候の中、終了した。悪天候でも条件は一緒なので公平だ。しかし、経験が低い選手ほどそのハードルは高くなる。
スプリント、ミドル、ロングの個人種目において20位代の日本選手はいなかった。
残念だが、これが日本チームの現在の実力値だ。誰もこの結果に満足はしていないが、光明も見えた。
将来性も考慮し、高校生4人を今回派遣したが、初めての国際大会の選手が多い中、ペナルティを犯さず皆すべてのレースで完走し、順位も、選手によっては期待を上回っている。
男子のリレーは、最後の直線で、コンマ秒差でイタリアに負けてしまったが、リベンジのネタにとっておきたい。
さて、観戦のほうに目を移すと・・・・
インターネットによる生中継、なかなか面白かった。
選手の後をカメラマンが滑って映像を撮ったり、有力選手がつけているGPSを地図の上に反映させ、選手によるルートチョイスが分かれている様を実況中継したり。
特に、男子のロングやリレーは秒差の展開だったのでルートチョイスが勝負を決めた。解説者がGPSを見ながら「ミスをした!」と叫び声をあげたりしながら、解説しており、なかなか力量が問われる。
世界選手権大会の有力選手の動きを再現するサイトは↓
http://www.tulospalvelu.fi/gps/
(もっとも、解説つきでないと、初心者はこれを見ただけではわからないが)
日本でもこのような実況中継をやってみたいものだ。
リベンジは2年後の世界選手権大会で。
応援してくださった皆様、ありがとうございました。今シーズンはこれにて終了ですが、私は、選手としても、プロモーターとしてもまだまだやること山積みです。
アジア大会に種目としても採用され、オリンピック種目となるための一歩をさらに踏み出したところ。9年連続全日本男子チャンピオンは堀江守弘。