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アジア冬季競技大会:スキーオリエンテーリング~日本チームが出場しなくてよかった、たった一つのメリット

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本日のリレーも予想通りカザフスタンが勝ち、スプリント、ミドル、ロング、リレーで男女あわせて金メダル8個がすべて主催国へ!1か国2選手までしか出場できないルールなのだが、銀・銅メダルも合わせれば14個。つまり出場したすべてのカザフスタンの選手がメダルを手に入れるという独占状態だ。

アジア地域では日本とカザフスタンの2強だが、今回日本チームは出場していない。こんなことを言ってもしようがないのだが、もし日本チームが出場していれば、男女の全日本チャンピオンで8個のメダルは確実、あとは2番手の選手がいくつメダルをとれるかという争いだったであろう。

さて、出場出来なかったことをこれ以上嘆いてもしかたがない。よいことも実はあったのだ。もし、今回日本選手が出場していたら、間違いなく個人種目はカザフスタンと日本選手で独占されていたであろう。
日本が出なかったことで、韓国、モンゴル、中国に幾分メダルが渡った。競技の普及という観点からはむしろ喜ぶべきことだったと思う。

実は、世界選手権にコンスタントに出場しているアジア国はカザフスタンと日本しかないのだ。今回初めて国際大会に出場して、そしてメダルをとったことで、韓国、モンゴル、中国が世界選手権大会に参加するようになるのであれば素晴らしいことではないか。

スキーオリエンテーリングは世界選手権大会もワールドカップもあるが、オリンピック種目にはまだなっていない。現在国際オリエンテーリング連盟(IOF)は2022年に正式に採用されるよう、様々な活動を行っている。アジアにおけるスキーオリエンテーリングの普及活動もそのひとつなのだ。

スキーオリエンテーリングの魅力はクロスカントリースキーヤーが使う広いピステ道だけでなく、木々の合間や、高低差の大きい狭い道を滑りぬけるアドベンチャー要素と、地図と磁石を使ってベストルートを極限状態で考える知性と判断力。百聞は一見にしかず。古いビデオで恐縮ですが、スキーオリエンテーリングを知らない方は是非、こちらのビデオで競技の醍醐味を感じてください。

スキーオリエンテーリング~~雪上の知的なアドベンチャー◆
クロスカントリースキーを履いてオリエンテーリング(地図と磁石を使って、決められた地点を自由な経路で通過)を行うタイムトライアルレース。
今回初めてアジア大会に種目として採用され、オリンピック種目となるための一歩をさらに踏み出したところ。8年連続全日本チャンピオンはこの人
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