仕事もしながら、競技も第一戦で戦っているから、かっこよいんだよ!
昨日の東京マラソンで日本人トップの3位に入賞し、来年の世界選手権日本代表を手にした埼玉県立春日部高校の定時制の事務職員 川内優輝(23)選手の活躍は、私たちに勇気を与える。
今やマラソンは実業団選手やプロがトップを占めるが、その中で、市民ランナーとして日本代表の座を射止めたのは、まさに快挙だ!
【東京マラソン】“市民ランナー”川内が世界選手権代表に決定 実業団に衝撃を与える好走
スポーツを取り巻く環境は大変厳しい。
野球やサッカーのようなメジャースポーツでは、プロになって、大枚を稼ぐ選手がいないわけではない。しかし、第一線で競技を続けられる期間は限られており、その期間に一生の食い扶持を稼げるほどの選手はほんの一握りだ。
マイナースポーツでは、オリンピックに出場しても、就職口さえ見つけられない選手も多いのが悲しい現状だ。
<朝日新聞>就職は五輪より難しい? JOC、企業に選手売り込み
さて、私が愛する、最も知的なスノーアドベンチャーであるスキーオリエンテーリング。3月に世界選手権大会があり、アークコミュニケーションズの堀江守弘も日本代表に選ばれているが、他のメンバーも皆、別の仕事を持ちながら、競技を続けている。ビッグスポンサーがない中、世界選手権大会出場も全員自腹である。
自腹だからこそ、仕事をもっていなければ、活動費用もねん出できない。
そんな状況の中、国体の金メダリストでもあり、実業団経験もあるクロスカントリースキーヤーの高橋直博さんが私たちに授けて下さった言葉が、タイトルのとおり。「仕事もしながら、競技も第一線で戦っているからかっこよいんだよ!」
とっても、勇気づけられた言葉だ。まだまだ選手として頑張りたい私としても、日本代表を抱える会社の経営者としても。
そして、昨日、川内選手からも、同じメッセージを受け取った気分。
さて、皆で、世界に挑むぞ!
あれっ?アジア冬季大会のためにカザフスタンまで行った私は、今回はお留守番なの??
今回初めてアジア大会に種目として採用され、オリンピック種目となるための一歩をさらに踏み出したところ。9年連続全日本男子チャンピオンは堀江守弘。