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「見える化」邁進中:PL、会議、社内資料。その先にあるのは、「まかせる化」

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この8月に「見える化」プロジェクトを次々立ち上げており、9月までに目途をつけてしまう予定である。

●もともと月次決算をスタッフに公開していたのだが、目標に対して現在の位置と前回からの進歩がわかるように改善した。

●社内会議をすべて洗い出し、会議のオーナー、目的、使用する資料などを見直している。実はアークコミュニケーションズは社内会議が多くて長いと思っている。しかし今回の改革ではむしろ数を増やした。質を求める前に量を求めて、それからそぎ落とすのが私の流儀だ。現在あまりファンクションしていない会議は、いきなり効率化するより、 利用する資料も増やし、参加者も増やし、どこに情報のへだたりがあるのかまず見つけたい。

●社内資料・データを同じように見直している。議事録、顧客情報などデータのありかの把握など、部分最適から。データを一元管理するなど、全体最適を求めたくなるが、これをやるとプロジェクトがなかなか終わらず、成果も出にくい。

9月までの期間限定のプロジェクトなのだが、どうしてこの時期(弊社は9月が年度末)に私がこんなに一生懸命やっているのか、スタッフに説明しきれていないなあと感じていた。
トップダウンで始めたプロジェクトだが、私の中では不思議と管理を強化をしたいという気持ちはなかった。むしろ、膝をかがめるためのものと感じていたのだが、自分でもよくわかっていなかったようだ。

ところが、小俣さんの「経営者と社員の食い違い」を読んだら、私の気持ちが明快に!
そう、私は今、「まかせる化」をたくらんでいるのだ。

実はこの「まかせる化」、起業3年目にして既にスタートしていた。私が妊娠したからだ。妊娠中、産休中、産後明け、私の稼働は1年目よりかなり減ったが、会社はますますの成長路線にのった。

しかしながら、今振り返ると、「まかせる化」は早すぎたと思う。やむをえない事情だったが、明らかに3年目のベンチャー企業で社長が片肺飛行では無理があった。

背伸びしすぎて、結果、ちょっと失速した感がなきにしもあらず。

そこで、また私に権限を集中させだした。

せっかく委譲していた私に権限をまた集中することで、悪いことも当然あるのだが、今思うとそのフェーズが私には必要だったように思う。

来年度に向けて新規に取り組みたい事柄が、現在の事業を通して色々見えてきた。5年間に皆で築いた会社の体力・筋力も信用できる。新しい一歩を踏み出すために、もういちど、まかせられるところを「まかせる化」しよう、そう思って、見える化プロジェクトに私は意欲的なのだ。

いつものごとく(?)トップダウンで走ったこのプロジェクトだが、嬉しいことにスタッフがついてきてくれている。アークコミュニケーションズにおける「見える化」は今のタイミングでやっとファンクションし出したということだろう。

来期が楽しみ!いや、でもその前に今期の利益を確保しないと・・・(汗)

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