無知と慣れ:子供の泣き声に対する耐性力
子供がいない頃、不快ではないが不思議だったことがある。我が子が泣いているのにどうしてよその親はほおっておくのだろう?と。
北添さんやうちの夫のように強い不快を覚えていた人々は「うるさいこのクソガキ! ちったぁ気合い入れろ、このバカ親がぁーっ」となる。
私だけではなく、うちの夫も、そして北添さんも、その当時の知識のなさ・経験のなさを、申し訳なく思っているに違いない。
簡単に子供を泣きやませることが出来るのなら、誰だってそうしている。
親の思惑通りになど子供はならない。
他人の目を気にして、親が真剣に(ヒステリックに?)なって黙らせようとすればするほど、逆効果であることも今ならよくわかる。
そういうものなのです、ご理解ください、ごめんなさい。。。。。
しかし、他人の不快感に鈍感になりつつある自分に気がつく時もあって、これはこれで問題だと思う。
子供に注意しない理由のひとつに、単に子供の泣き声を聞き慣れているので自分が気にならないから、ということも多いのだ。
際立った効果がなくても、「親が注意して子供を見ているのだ」と他人に伝わるだけで、その人の不快感も少しは軽減する(または少しだけ気持ちよくあきらめようと思う)に違いない。お互い様だからこそ、お互いが少しでも心地よくなるよう、こちらも努力しなければいけない。
ちなみに我が家の2歳児(男)と長距離移動する際に心がけていることは
・可能な限り二人以上の大人で行く
・お昼寝の時間をねらう
・好きなおやつ、飲物を持っていく
・好きなおもちゃを持っていく
・気分転換に抱っこして席から連れ出す
・いざとなれば途中下車しようと腹をくくる(時間に余裕をもつ)
(帰省するのに飛行機しか手段のない方には無理だけど)
9月に松本に行く予定ですが、どうなりますやら・・・・