どっちが大変?リーダーズファシリテーション
大木さんに「リーダーズインテグレーションを実施する経営者は少ない」とお褒めいただいて恐縮だが、リーダーと部下のどちらに勇気が必要だろうか?
冷静に振り返ると、私よりも当社のスタッフのほうがよっぽど大変な気がしてきた(笑)
前述したが、自分のコントロールの効かないところで物事が起こるというのは、リーダーとして何とも言えない不安にかられる。が、所詮たいしたことはない。
男と女の痴話げんかではないのだから、そうそう感情的な問題に終始することはないだろう。
部下から自分の欠点も含めて組織の問題を的確な指摘をされると、上司として立場がないという気にならないこともない。しかし、「みんな良く見ているなあぁ、優秀なスタッフをもって幸せだなぁ」と思うことにすれば、これもたいしたことない。
さて、スタッフは??
100%完璧な上司と組織があるわけもなく、当然各々問題意識もあるし、その問題の弊害も受けているであろう。
だが、ビジネスの場で、感情にまかせて不満をたらたらいうのはかなり度胸がいりそう。
何か違うと感じていても、その不具合、不満、疑問を的確に表現するのも難しいだろう。
普段の仕事や意識と今回のリーダーズインテグレーションがあまりにかけはなれていも、ついていけないだろうし。
私などはむしろ不安になって、ファシリテーターに「万が一皆が、あまりにお行儀のよい発言をしすぎて、ネガティブな意見が出なかったら、ちゃんとネガティブな意見も出るように(煽動)してくださいね」とお願いしたくらいだ。(今考えれば、不要な心配だったのかしらん??)自分の中だけで問題を解決してしまわずに、スタッフの討論の場にあげて、共有して欲しかったから。
スタッフの受け止め方は、まぁ公のブログなので少々割り引いて読んで欲しいが、大変ポジティブだった。皆、えらいなぁ。そして、リーダーズインテグレーションだけで終わるのではなく、その続きをスタッフだけで模索しているところもすごい!!
http://arc.typepad.jp/web/2006/08/post_9fd1.html
http://arc.typepad.jp/honyaku/2006/08/post_acc3.html
現在手がけている仕事と会社が目指していることがやっと繋がった気がすると言ってくれたスタッフがいたが、こういう言葉を聞くとリーダーは皆このリーダーズインテグレーションをしてみたくなると思いますよ!!