組織を活性化させていく上で外せないポイントを、企業や組織が抱える問題や課題と照らし合わせて分かりやすく解説します。日々現場でコンサルティングワークに奔走するコンサルタントが、それぞれの得意領域に沿って交代でご紹介します。

研修効果定着

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年末に掛けて次年度の人事採用計画を練る為、各社の人事ご担当者は様々な想いを張り巡らせている時期かと思います。

昨今は少子化の影響から採用難という事もあり「社員の離職率軽減」と「既存社員の早期戦力化」をテーマとして掲げている企業様も多く、企業にとっては「人材確保と既存社員への教育が企業経営を左右する」という意識が高まっていると感じています。

その様な中、最近、各社人事ご担当者のお話をお伺いしていると、研修効果の定着に頭を悩ませているケースが多く「研修受講前と受講後で変化がない」、また「研修を受けた翌日は受講した内容を実務に活かそうとするが1週間後には忘れてしまう」等、企業の人材教育担当者であれば一度は耳にされたフレーズを、頻繁に聞くように思います。
一般的に知られている対策としては、「研修を受ける前に受講者に対する動機付けを行う」また「研修受講後に人事及び上長から検証と定点的なフィードバックを行う」等があげられ、これらを継続している企業は一定の効果をあげています。

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上述した「研修を受ける前に受講者に対する動機付けを行う」また「研修受講後に人事及び上長から検証と定点的なフィードバックを行う」以外でどういった効果定着に向けた取り組みが出来るかを考えてみた場合に、以下の視点から考えることもできます。

 (1) 受講環境

 (2) 職場環境

 (3) 研修後交流

「受講環境」は、リラックスした状態で受講できる環境かどうかが重要になります。

「職場環境」は、研修内容を職場で実践するにあたり、実際の職場で研修内容を実践できる場を提供出来るかがポイントになります。
「研修後交流」は、研修後に受講生同士が相互に情報交換したり、励まし合う体制を作る事を指しており、この「研修後交流」は、効果定着に寄与すると言われています。冒頭で申し上げたように採用が難しい中、既存の社員への教育については課題を持つ企業が多いかと思いますが、単に研修を実施するだけではなく、受講者の成長や学びの定着を意識した上で、自社の教育計画を練る必要があります。

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研修効果の定着は企業の成長の礎となり、実施した研修が社員の力になっているか否かが、そののちの企業の成長へと繋がっていくのだと思います。

人材開発コンサルティング事業部
鈴木 大地

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