組織を活性化させていく上で外せないポイントを、企業や組織が抱える問題や課題と照らし合わせて分かりやすく解説します。日々現場でコンサルティングワークに奔走するコンサルタントが、それぞれの得意領域に沿って交代でご紹介します。

人材紹介エージェントの有効的な利用方法

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<現在の新卒就職状況>

厚生労働省は、2016年(平成28年)3月に大学、短期大学、高等専門学校等を卒業する学生の就業状況を発表しています。

大卒での就職率は97.3%(前年同期比0.6ポイント増)、短期大学は、97.4%(同1.8ポイント増)、高等専門学校は100.0%(前年同期比同)、大学等(大学、短期大学、高等専門学校)全体では97.5%(同0.8ポイント増)、また専修学校を含めると97.4(同0.9ポイント増)。
就職率はリーマンショック以前の水準まで回復し、2015年(平成27年)に続き高水準となりました。
参考資料:厚生労働省「大学等卒業者の就職状況調査」

このように新卒での就職率が上がっていることからも、企業が人を求めていることがわかりますが、一方で、新卒採用に苦戦する中小企業も増えています。

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転職市場でも人を求めている企業が増加しています。

景気の緩やかな回復を受けて有効求人数が増加傾向となり、その結果多くの企業で人手不足感が強まっています。

採用活動には積極的に取り組んでいるものの、選考に来ない、選考に進んでも辞退されてしまうといったケースも増えてきています。事業拡大や退職者などによって早急に増員しなくてはならないにも関わらず、採用活動が長期化してしまうということも少なくはありません。

採用活動において、どのような手段を使い、どのようにして費用や時間を抑え、効率よく良い人材を獲得するのか、試行錯誤している企業が増えているのです。

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採用手段の一つとして、人材紹介エージェントを利用する企業は増えています。利用するメリットは以前のコラムでお伝えしているので、今回はエージェントを有効的に利用する方法をご紹介させて頂きます。

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人材紹介エージェントを有効に利用する上で、重要な点は、【人材紹介エージェントとしっかりとコミュニケーションをとっていただくこと】です。

人材紹介エージェントが「面談」という形で求職者と一足先にお会いすることになるので、具体的に「このようなスキルを持った方に会いたい」「このような思考の人物がいい」など、媒体サイト上では伝えることが難しい点を、人材紹介エージェントにしっかりと伝えて下さい。

また、これまで、も人材紹介エージェントを利用されてきた企業の中でも、「利用しているが、いい人が来ない」とお考えの方もいらっしゃると思います。それはもしかしたら、人材紹介エージェントと上手に付き合えていない為に、有効的に利用できていないだけなのかもしれません。

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ここで改めて、人材紹介エージェントを利用して、イメージ通りの人材を採用いただくために、行っていただきたいポイントをご紹介いたします。

求めている人材情報は、抽象的に伝えるのではなく具体的に伝える。
人材紹介エージェントに、具体的に求めている人材の技術的なスキルは、当たり前に伝えられていると思います。同時に、ヒューマンスキルに関しても伝えなくては、『スキルは足りているが、キャラが社風に合わない』などのミスマッチが起こります。この場合、採用した人は退職してしまうことが多く、採用にかかった時間が無駄になってしまいます。
企業にとっては、マイナスイメージとなってしまう前任者の退職理由や社風であっても、エージェントと共有することで、企業にとって必要な人材採用につなげることができるようになります。
職者にとっても、その会社の実情を第三者から聞くことで、誤解なく入社することができます。

双方向のコミュニケーションを密にとる
企業から人材紹介エージェントに求人情報を伝えるにとどまり、それっきりになってしまうことも多いと思います。企業と人材紹介エージェントで情報内容の誤認識などを防ぐためにも、一度きりの連絡ではなく、密にコミュニケーションをとり、情報を共有することが、求めている人材を獲得するために必要不可欠なことです。
採用ご担当者が多忙でなかなか対応できないという事情もあると思います。しかし双方向のコミュニケーションが取れていないと、なかなか候補者があがってこない、求めている人材と大きく異なっているなど不都合が生じてしまいます。

人材紹介エージェントを使い分ける
人材紹介エージェントには、大きく分けて総合型と専門特化型があります。
「人材紹介エージェントと多く契約しているから、これ以上は増やしたくない」とお考えの企業もあると思います。ですが、人材紹介エージェントも得意としている職種や業種は異なっているので、強化したい職種での採用活動を実施する場合などには、使い分けていただくことがお薦めです。
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上記でお伝えしたポイントを参考にしていただけましたら幸いです。

人材紹介エージェントも企業同様に、より良い採用に結び付けたいという気持ちは同じです。

是非この機会に、効率良く採用が出来る貴社らしい採用活動をお考え下さい。

ヒューマンリソース事業部
和泉 美沙

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