割り箸で作る1.5mの戦艦大和の作り方 ~夏休みの工作に是非~
夏休みの工作のシーズンですね。安上がりですごいものを楽しく作るという意味では以下の写真にある、割り箸で作る1,5mの大和はいかがでしょうか?どうです!うちの子供のドヤ顔はww いい思い出になります。大体1-2週間くらいでできます。時間がかかるのは乾く時間がかかるからです。
うちの小学校は親と子供が共同で作ることが必須なので、手を貸しました。中にはデザイナーのお父さんも参加して、毎年、誰が主役かわからなくなるような事態も発生しているようです。そのような中で、見事、最優秀賞をいただいたのは、以下の大和です。
2年前に作った、割り箸で作る1.5mの戦艦大和をいよいよ廃棄することになり、破棄することをFacebookで書いたところ、作り方を教えてほしいという話があったので、ここでまとめてみました。写真がないところは、文字で説明します。
<用意するもの> 全部で1万円かからなかったように思えます。
割り箸2000本 ※箱で買うと意外に安いです。
木工用ボンド大2本(大量に使います)
ガムテープ船底を作るときに使います。
割り箸を切れるくらいの強いはさみ
塗装用スプレー(油性がいいです。水性は木工用ボンドの部分をはじくことがあります)
<作り方>
第一工程は、まずは船底です。この船底をかっこよく作れるかで、全体の見栄えが違います。
ガムテープの接着面を上にして、六列を少しづつ重ねて、一枚の大きなガムテープの布状にしたものを、接着面を上にしたまま、机の上などに固定します。イメージは以下の写真を見るとわかると思います。
上は作成途中の大和ですが、下にひいてある光っている布みたいのがありますよね。これがガムテープを少しづつ重ねて作ったガムテープの布です。ここに、船底の1列目を割り箸を割らないまま、艦首から中央部分まで縦に並べていきます。この際にガムテープの上に並べていくので、仮止めされて便利なのです。
並べ方は以下の写真をご覧ください。割り箸を横にして、立てる感じで、順番に並べていきます。
前半分ができたら、そのまま枠を作るように、艦尾に向かい、作っていきます。艦尾までできると、中央部分に空きができますので、そこを割り箸で埋めていく感じです。
一段目ができたら、そこにあとから木工用ボンドを流します。木工用ボンドは多様はみ出ても乾燥して縮小するので、はみ出た跡が塗装すればわからなくなります。
一段目ができたら、2段目、3段目と同じようにつくります。船底がしっかりしていないと、学校に運ぶ際などに壊れるので、ボンドをふんだんに使うのがコツです。
かっこよく作るには、艦首を少しずつ前に出すようにするところですね。船体は1.5mの大和ですと6段くらいがいいです。
子供に教えるときは、船底の一段目と艦首さえ作れば、あとは、小学生中学年レベルであれば、自分で作れるはずです。
ちなみに、設計図はありません。この方法ですと、適当にやってもそれなりに作れます。
船底ができましたら、第一艦橋と煙突と第二艦橋、機銃がのる台座を作ります。
以下の写真を参考にしてください。
二列目の機銃が載る台を割り箸二段で作り、その上に副砲と第二艦橋が載る台座を作り、最後に煙突と3列目の機銃が載る台座を作ります。それぞれ2段で大丈夫です。ここで注意するのは、船体と違って、割り箸を横にして、立てずに重ねることです。
次に機銃を左右分48個つくります。一つの機銃には割り箸の太い方を適当な均一な大きさに切ったものを一つ当たり14個使い、銃口は割り箸の先の部分を使います。お父さんが子供に一つ作って見せて、あとは47個を子供に作らせるとよいと思います。
ちなみに、上に載っている白いものはクラスメートで、40人分乗船してます。(受賞を狙った姑息な小技炸裂!)
下の写真はちょうど、機銃を配置しているところです。
部品を大量に作り、そのあと、直接、船体の上に、機銃の一段目を張り付けて、2段重ねて、上の部分を作っていく方法です。木工用ボンドを大量に使うと、割と簡単にできます。
次に第一艦橋を作ります。解体時の下の写真をご覧ください。ボンドで止めながら、割り箸を束ねて、輪ゴムで止めて1番乾かすだけです。第二艦橋も煙突も同じです。
煙突です。
第二艦橋です。
割り箸の長さを均一にすれば割と簡単にできます。
難しいのはアンテナだったりします。
ボンドで無理やりくっつけて乾かしてます。
出来上がったものを以下の写真のようにボンドでべったとくっつけて乾かすだけです。
大量にボンドをつけて一晩乾かすのがいいです。びっくりするくらいに固く止まります。
次に主砲・副砲です。基本的に機銃と同じような作り方で作っていきます。但し、主砲の砲身が重いので、以下の写真のように、割り箸を挟み、砲身が落ちてこないようにすることが重要です。こちらも、一晩乾かします。第二主砲の砲身の下に割り箸が挟まっているのがわかりますでしょうか?砲身は意外に重いです。砲身は割り箸に本を割らずに接着します。
主砲には台座が必要で以下の写真のように作ります。
一応、全部のっけたところの、前からと後ろからの写真です。
カタパルトも写ってますね。適当に作ってます。
ここまで来ると、大和再現!という感じになります。自分でいうのもなんですが、かっこいいです。美しいです!わはは。すみません。
意外に難しいのは艦首につけるポールです。学校に展示すると折ろうとするやつが出てくるので、3本の割り箸を使って、支えつつ挟み込むようにして、ガムテープで止めて、作りました。
ただ結局、おられましたがww さすが小学生!
船尾の水上機を釣り上げるクレーンです。 そんなに難しくはないです。
ここで完成です。
あとは塗装してみてください。
うちは、外でスプレーを使って、シューっと一気に塗りました。個人的には銀じゃなくて黒がよかったなぁって思ってます。
完成!
レゴブロックよりやさしく、大雑把に作れて結構感動できるのでいいです。
子供が小学校3年の時に一緒に作りましたが、うまくいくコツは、事前にTAMIYAの大和を一緒に作ったことです。これで、子供もかなりイメージを持てたと思います。
それではよい夏休みを!
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