オルタナティブ・ブログ > 吉政忠志のベンチャービジネス千里眼 >

IT業界でベンチャービジネスの支援をしている執筆者が日々の活動ログと感じたことを、徒然なるままに書き綴っていきます。

OSS業界団体への拘り

»

おはようございます。吉政創成の吉政でございます。

今日は15年間、挑戦してきたOSS業界団体と思いを書きます。

15年前、OSSの業界団体にはビジネスをしてはいけないという風潮が全体的にありました。
それぞれの団体には目的があり、その目的の達成に向けて様々な活動をしています。それ故に、ビジネスの話をしてはいけない業界団体があってもよいと思います。同時にビジネスをメインにした業界団体があるべきと思っていました。

仕事をするうえで対価を頂かなくては、経営や生計が成り立たず、やはりビジネスはOSSにおいても必須要素であると当時から考えていました。今では信じられませんが、「OSSで飯を食うな!」とセミナーの質疑応答で意見を言われたこともあります。業界団体でビジネスをすることを許可してしまうと、OSSを好きでも何でもない人が参加し、営業をしたりすることがコミュニティの人たちからするととても嫌だったのだと思います。

そういう状況の中で、様々な団体を立ち上げ試行錯誤してきました。今までに立ち上げに携わってきた業界団体(再立ち上げを含む)のはXML技術者育成推進委員会やContactXML.org、Linuxコンソーシアム、OSSコンソーシアム、PHP技術者認定機構ビジネスOSSコンソーシアムジャパンRails技術者認定試験運営委員会になります。その都度、試行錯誤を重ねてきて今に至っています。

業界団体は人事の仕組みと、参加条件のバランスがとても大事だと思っています。業界団体を設計する上で私なりに大事にしていることは、チャンス均等式の公正な仕組みを作ることです。労力を費やした人がその分だけメリットを得られ、役員でなくてもいろいろな企画を実現できるような団体がベストです。しかし一方で、ルールがしっかりしていないと、いつか運営が乱れていき、その団体の活動が停滞してしまうこともあると考えています。また、ルールが厳しすぎても窮屈な団体になってしまう可能性もあるため、より適切な方が参加できるように参加条件を作ったりしながら、バランスを保つのが今のところいい方法だと思っています。

今進めている、PHP技術者認定機構ビジネスOSSコンソーシアムジャパンRails技術者認定試験運営委員会はそれぞれのミッションと理想を持ち、活動しています。私が引退するときまで、その団体が活発に活動し、多くの若手がその団体の引き継ぎを希望するような団体にしていきたいと思っています。

引き続きご指導ご鞭撻のほど宜しくお願いいたします。

Comment(0)