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ストレージマーケティングコラム第10回「ビッグデータのインフラ化」(半導体ストレージの話)

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おはようございます。吉政創成の吉政でございます。

弊社のお客様であるコアマイクロシステムズで連載しているコラムが公開されました。

興味がある方はお読みください。

第10回は「ビッグデータのインフラ化」(半導体ストレージの話)です。

コアマイクロシステムズと言えば、車の世界で言う無限MUGENのような会社で、300万IOPSを超えるストレージを 作ったりする日本のストレージワークス・カンパニーです。300万IPOSというのは1秒間に30万回I/Oをフルランダムで出来るようなストレージで、 RAM型SSDで構成されています。へー半導体ストレージ屋さんかぁと普通に思われるかも知れませんが、RAM型SSDは電源が切れるとデータが失われる ので、最悪の事態を想定して電源を4重化したり、超高速でI/OされているRAM型SSDをリアルタイムで高速バックアップしたりと、結構な技術が必要な のです。

第十回:はビッグデータのインフラ化」

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巷のニュースでもビッグデータという言葉をよく聞くようになりました。

ビッグデータは文字通り「巨大なデータの塊」ということなのですが、このビッグデータをもっと有効活用出来るようにあらゆる方面で検討、実現しはじめているようです。そのような動きを「ビッグデータのインフラ化」というようになってきています。

「ビッグデータのインフラ化」とは、世の中のあらゆるデータを収集し分析し、世の中に役立てるためのデータ収集ネットワークと分析再利用ネットワークができる状態をさします。簡単に言えば、データの収集から分析、再利用までがシステム化され、社会・社内インフラとして稼働しているような状態です。

そういう意味では、部分的に利用が始まっています。このインフラ化の定義でいえば、コンビニのPOSシステムもその一つです。コンビニで購入される方の情報や気象情報などが収集され、仕入れや製造、棚割りなどにかなりリアルタイムに近い状態で活用されています。

このように「ビッグデータのインフラ化」が進んでくると、入力されたデータがそのサーバや端末でとどまることなく、どこかのサーバに集約されていく状態がどんどん浸透していきます。この状態では、データを分析するタイミングは、リサーチャーがバッチ的に調査を行うタイミングではなく、常にリアルタイムに調査を行っていくような状態になります。

ここであえて言うまでもないですが、ストレージとしてはランダムな超高速なI/Oと大容量、高信頼性が求められます。この分野においてはSDD以外のストレージの選択肢は考えにくく、SSDの老舗でもある弊社のスーパーストレージ・シリーズにはぜひご注目いただきたいです。

※参考情報:
「スーパーストレージ(半導体ストレージ関連)詳細資料」
※本資料は以下よりダウンロードください。
http://www.cmsinc.co.jp/doccenter/index.html

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